3倍増更改のSB柳田 米で日本人野手の“悪評”覆す可能性
「最大限の評価をいただき、すぐに(ハンコを)押しました」
ソフトバンクの柳田悠岐(27)はハイテンションでこう言った。
25日、契約更改で9000万円から3倍増の2億7000万円でサイン。今季、打率.363、34本塁打、99打点、32盗塁の成績で「トリプルスリー」を達成し、首位打者にMVPも獲得した柳田は「やったらやっただけ評価してもらえる」と、来季は4番に座る可能性もあり、40本塁打、40盗塁の目標を掲げている。
日本屈指の打者に成長した柳田には、すでにメジャーが熱視線を送っている。海外FA権を取得するのは19年オフとまだ先で、近年は西岡、中島らの失敗もあって日本人野手の評価がガタ落ちしているが、「日本人離れしたパワーと、守備走塁レベルも非常に高い柳田なら、その評価を覆すことができるかもしれない」とは、某メジャースカウトである。
6月3日のDeNA戦(横浜)では推定150メートル弾をバックスクリーンにブチ当ててモニターを破壊。5月16日の西武戦では詰まりながらもライナーで左翼席に満塁弾を放つなど、逆方向に14本もの本塁打を放ったのがパワーの証明だ。