年俸下交渉決裂で「ショック」発言の山田に燕ファン心境複雑

公開日: 更新日:

「金額は出ましたけど、ちょっとショックです」

 残念そうにこう言ったのは、ヤクルト14年ぶりのリーグ優勝に貢献した山田哲人(23)。

 球団との年俸下交渉で、予想を下回る提示を受けたことを明かした。複数年ではなく、出来高なしの単年契約を希望したのは、8000万円から3倍程度ともいわれる大幅昇給を勝ち取りたいという意思表示といえる。

 しかるべき対価がほしいのは当然だ。今季、「トリプルスリー」(3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田は打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁でMVP、本塁打、盗塁、最高出塁率の4冠を達成。マスコミには連日、「ヤクルトの山田」と取り上げられ、親会社、球団に絶大な宣伝効果をもたらした。

 一方で球団は頭を悩ませる日々ではないか。

 ここ10年、20年のスパンで見ても、チーム内で山田のような圧倒的な成績を残した選手はいない。かつて「チームの顔」といわれた古田敦也青木宣親もしかりだ。ヤクルトは主力選手に複数年契約を提示する慣例があり、それにのっとって山田にも2年以上の条件を提示したのかもしれないが、“規格外”の選手に対する評価基準はこれまでと同じというわけにはいかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動