二軍で猛打賞の虎ドラ1高山 課題は“コツコツ派”からの脱却

公開日: 更新日:

 片鱗を見せた。

 阪神ドラフト1位・高山俊(明大)が二軍の練習試合に1番左翼で出場。右へ左へ、そして中堅へと3方向に安打を打ち分けての猛打賞。24日に二軍キャンプを打ち上げた後には、一軍合流も検討されている。

 その高山が二軍キャンプで掛布二軍監督とともに取り組んできたのは打撃フォームの調整。明大時代に東京六大学最多安打(131安打)を記録した「安打製造機」は、体勢が横に流れるような打ち方でも安打にできる巧みなバットコントロールをウリにしていた。

 しかし大学時代に高山を視察していたある球団のスカウトは、「『当て逃げ』ではないが、コツンと当てて内野安打にする技術がある。それに頼ってしまうと小さくまとまるという懸念を抱いていた。大きなスイングでしっかり振り切って逆方向に打てれば、長打も増えるかもしれないが……」と見ている。

 実際、掛布二軍監督は「バリー・ボンズが理想」とし、長打を打てる打者に育てようとしている。ボールとの「間」を取れるように、右足を上げた時にいったん止めるようアドバイスした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動