目標「15勝」掲げた阪神・藤浪 達成のカギは捕手が握る

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 阪神藤浪晋太郎(21)が今キャンプ初のブルペン入り。計47球を投げ、変化球をすべて試すなど、順調な滑り出しをみせた。途中からは新人捕手の坂本誠志郎(22=明大)がマスクをかぶると、藤浪の方から積極的にコミュニケーションをとるシーンも見られ、「感覚としては良かった。(坂本とは)初めてなので、言葉にしないとわからないから」と、説明した。

 昨季は14勝7敗(防御率2.40)でチームの勝ち頭。プロ4年目の今季は「序盤からアピールしないといけないかといえば、そうではない」とマイペース調整を行うなど、エースとしての自覚がうかがえる。目標は昨季を上回る15勝で、8から10の「貯金」をつくりたいようだが、それを達成できるかどうかは捕手との相性もある。

 藤浪は昨季、鶴岡(38)と梅野(24)に昨季限りで引退した藤井(39)の3人とバッテリーを組んだ。捕手別防御率を見ると鶴岡が2.16で、梅野が3.32。打撃は魅力だが、リード、キャッチングに難がある梅野とのコンビになると、極端に成績が悪くなっている。

 金本監督は前日まで江越(22)、横田(20)ら若手指導に力を入れていたが、この日は一転、プロ12年目の岡崎(32)につきっきりで打撃を教えた。「30歳過ぎてもチャンスがあるとわかってほしい」(金本監督)と言っていることからも、新監督の頭の中には昨年1試合の出場にとどまったベテラン捕手に、出場機会を与えようという思いがあるのかもしれない。

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