右手を支点にして左手を下げると手首のコックがスムーズに完了する
先週の国内女子ツアー「PRGRレディスカップ」は、プレーオフの末にイ・ボミが勝利を手にした。
昨年の賞金女王は今年も幸先いいスタートとなったが、彼女の持ち味はショットの安定感。ドライバーでもアイアンでもクラブを振り上げ過ぎず、トップはコンパクト。プレッシャーがかかった場面でも球筋をコントロールしやすいスイングをしている。
このイ・ボミのスイング。トップはコンパクトだが肩はしっかり回り、体幹をしっかり使っているのが分かる。
では、どこをどう意識すれば、ボミのようなコンパクトなトップをつくれるようになるのか?
ポイントは左右の腕の使い方と体を動かす順番にある。トップを小さくしようと心がけるのではなく、テークバックの初期に左右の腕の長さを入れ替え、ヘッドを素早く上げる。ヘッドを上げてから肩を回すと、トップの位置はコンパクトになるのである。
テークバックで左右の腕の長さを入れ替える感覚はイラストのドリルを行うと理解できる。