水平素振りがシャフトの角度を正しく保つ感覚を養う
先週の米ツアー、AT&Tペブルビーチナショナルプロアマは、最終日に7アンダーを叩き出したボーン・テイラーが通算17アンダーで逆転優勝。11年ぶりのツアー3勝目を飾った。
日本勢でただ一人出場の岩田寛は終盤まで優勝争いに絡みながらも、上がり3ホールで2つのボギーを叩き、惜しくも4位タイで試合を終えている。
2週間続けて米ツアーをじっくりとテレビ観戦したが、改めて感じたのが米ツアー選手のダウンスイングの安定感だ。昔と違ってクラブを縦に振り下ろす選手はいない。ダウン前半部分で、シャフトが適度に寝ている。飛球線後方から確認すると、斜め45度ぐらいだ。ダウンスイング後半からインパクトにかけても、シャフトが斜め45度をキープしたままインパクトを迎えている。ダウンスイング中、シャフトの角度がほとんど変わらないのである。
さて、このダウンスイングのシャフトの角度。角度を一定に保つコツは、ダウンスイング前半はシャフトを寝かせるイメージ、ダウンスイング後半はシャフトを立てるイメージを持つことだ。意外と思うかも知れないが、シャフトを同じ角度に保とうとしない方が、結果的にはシャフトを同じ角度に保てるのである。