2度目スライドの田中将 今季の“スロー調整”にどう影響?

公開日: 更新日:

 過去2年の田中は、シーズン途中の離脱や息切れがあった。今季のスロー調整は過去の反省を踏まえて、シーズンを通じてローテーションを守るためとみられる。

 ヤンキースに限ったことではないが、メジャーでは地区優勝、ポストシーズン進出争いが熾烈になる終盤戦での活躍が評価される傾向にある。シーズン序盤に不調でも、7月の球宴以降に別人のような働きを見せる選手が少なくないのはそのためだ。

 ワールドシリーズ制覇を義務付けられたヤンキースでは、なおさらその傾向が強い。かつてのエース、クレメンスやペティットらも、レギュラーシーズン後半戦からポストシーズンにかけてグングン調子を上げていった。

 エースの位置付けである田中は、終盤戦を見据えて余力を残そうというわけだが、歴代の大投手のような働きは期待し難い。右肘に爆弾を抱えているからだけでなく、戦力面の問題もある。

 ヤンキースは昨オフ、170キロ守護神チャップマン(前レッズ)をトレードで獲得したものの、30球団で唯一、FA補強をしなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭