投手に2被弾で2敗目…ドジャース前田は開幕1カ月で“丸裸”
ドジャースの前田健太(28)が11日(日本時間12日)、昨季のナ・リーグ覇者であるメッツ相手に4勝目(1敗)をかけて登板。五回0/3を6安打4失点で2敗目(3勝)を喫した。94球を投げて3奪三振、3四死球。相手先発のノア・シンダーガード投手(23)に2打席連続本塁打を浴び、自己ワーストタイの4失点。防御率も2.30となった。これで前田は、4月28日のマーリンズ戦から3戦連続の被弾だ。
開幕から1カ月が経ち、ライバル球団はルーキー右腕の弱点や癖などを探そうと躍起で、技術や配球といった投球そのものの分析はもちろん、精神的な揺さぶりをかけようとマウンド上での振る舞いなどから性格分析に努めている。
広島時代からテンポの良さと強気の投球で相手打者を牛耳ってきたものの、メジャーではその勝ち気な性格がアダになりかねない。
前田は牽制やクイック、フィールディングには絶対の自信を持っている。不調時でも好フィールディングでピンチを切り抜けるなど傷口を最小限にとどめてきた。隙のない投手だからこそ、機動力でかき回されたりすると、意地になって投球が単調になるケースがあるそうだ。