徹底多角解剖でドジャース前田健太をより深く知る
■泉州生まれ
1988年4月11日、トラック運転手の父・治茂さんと母・幸代さんとの間に長男として生まれた。場所は大阪府泉北郡忠岡町。
「泉州地区」はだんじりが盛ん。少年時代は祭りでだんじりを引いて街を駆け回った。両親は2歳の時にスイミングスクールに通わせたり、幼少期から器械体操など多くのスポーツに触れさせた。
中でも水泳はマエケンの土台づくりに大きな役割を果たしたとされる。小学4年の時、背泳ぎで出場した西日本大会で優勝。本人も「肩甲骨、肩回りが柔らかいのは水泳の影響もあるのかなと思う」と語っている。
■野球人生のスタート
小学3年の時、幼馴染みに誘われたのがきっかけ。中学は地元の「忠岡ボーイズ」に入団。3年時に世界大会の選抜メンバーに選ばれ、大会MVPを獲得し、全国屈指の投手に成長。PL学園高では3年春に甲子園ベスト4。
■単独1位
06年の高校生ドラフトには駒大苫小牧の田中将大(ヤンキース)、光星学院の坂本勇人(巨人)ら超高校級が居並ぶ中、広島が単独1位指名。新人年の07年から14年までコーチとして指導した広島OBの山内泰幸氏の話。