108年ぶりWS制覇狙うカブスは監督のギャラもケタ違い
メジャーリーグのワールドシリーズは、カブスが投打の主力の活躍で1勝1敗のタイとした。
26日(日本時間27日)の第2戦は先発した昨季のサイ・ヤング賞右腕アリエッタが5回3分の2を2安打1失点。立ち上がりに2四球を与えただけで、その後は凡打の山を築く。六回1死から二塁打を許すと、自身の暴投も絡んで1点を返されたが、エースとして最低限の責任を果たした。
打っては今シリーズ直前に左膝靱帯損傷から復活したばかりのDHシュワーバーが2安打2打点をマークして相手投手陣を攻略した。
■編成責任者は5年で19億円
メジャーはフロントが監督選びも含めたチーム編成の全権を掌握し、監督は与えられた戦力を生かして勝利を目指す。どちらも重要な役割とはいえ、今回、108年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスが編成トップと監督につぎ込んでいる金額はケタ違いだ。
球団副社長で編成部門責任者のセオ・エプスタイン(42)は12年から5年約19億円、そのエプスタインが招聘したマドン監督(62)は昨季から5年約26億円。エプスタインはレッドソックス時代にGMとしてチームを86年ぶりのワールドシリーズ制覇に導き、マドン監督はレイズ時代も含めて計3回、最優秀監督に選ばれた実績がある。スポーツライターの友成那智氏がこう言った。