重圧に見合う? 退任する侍J小久保監督の報酬は月40万円
■実働時間は前監督よりはるかに長い
会見ではベンチでの苦労も吐露していたが、今大会の前だってそうだ。代表メンバーの編成権はNPB(日本野球機構)にありながら、メジャーリーガーと連絡を取ったり、国内選手の体調把握も丸投げされた。右足首痛を抱える大谷翔平の状態も知らされていなかった。
「重労働」の一方で軽視もされた。監督手当が数億円も出ているのなら仕事と割り切ることもできたかもしれないが、前回の13年大会を例にとれば、山本浩二監督の手当は4カ月で150万円。監督・コーチの出場手当は一律150万円だった。侍ジャパンが「常設化」されたことで、小久保監督の実働時間は前監督よりはるかに長い。それでも働いた月の報酬は40万円程度だったはずだ。
強化試合でさえ負ければ批判の嵐が待っている日の丸監督には、それなりのニンジンが必要かもしれない。