B組連勝でも采配に不安…侍J・小久保監督不人気の背景
WBC日本代表が昨8日の豪州戦に勝利、12日から始まる2次ラウンド進出に大きく前進した。
先発の菅野が4回3分の1を1失点の好投。五回に松田の犠飛で同点に追いつくと、七回に先頭打者の中田が膠着状態の試合に風穴をあけた。初球のスライダーを強振。打球は左翼スタンドに突き刺さった。今大会初安打が勝ち越し本塁打。八回2死一塁では4番の筒香に2試合連続となる本塁打も飛び出し、終わってみれば4-1の快勝だった。
「苦しいゲームでしたけど、菅野がよく投げてくれました。きょうは投手力の勝利。あとは中田、筒香のホームラン。素晴らしかったですね。きょうのような継投をしないと勝ち続けることはできない。次の試合もきょうのような継投ができるようにしたいです」
とは、試合後の小久保監督。満面の笑みだったが、球界には今も「2次ラウンドを勝ち抜き、米国での準決勝以降に進めるかと聞かれれば、確率は高くない」と今回の日本代表には懐疑的な声が多い。スポーツ紙にも大会前から、不安視するOBの評論コラムが散見され、特に小久保監督の采配、ハンドリングに疑問が呈されている。