GM以上の権力者 大谷の“二刀流”成功はソーシア監督次第
「メジャーリーグのスタートラインに立てて、本当に感謝している。ここが始まり。ここから先の方が大事だと思う」
9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで入団会見に臨んだ大谷翔平(23)はこう言った。
エンゼルスはア・リーグ西地区に所属。2002年にワールドシリーズを初制覇したものの、10年以降、プレーオフに駒を進めたのは14年の1度だけ。今季は地区2位ながら80勝82敗と負け越し、地区首位でワールドシリーズを制したアストロズに21ゲームもの大差を付けられた。
投打とも再建中のチームだけに、チャンスがあるのは間違いない。エプラーGMによれば、野手としてはDHで起用、これまでDHだったメジャー通算614本塁打のプホルス(37)には一塁を守らせる構想とか。投手としては先発を5人から6人に増やし、大谷を先発ローテの一角に加えるプランだそうだ。
会見に同席したソーシア監督も「彼の能力はマウンド上と打席の両方にある。どちらか一方だけということはない。非常に楽しみ」と二刀流での起用を約束した。