渋野日向子フィーバーの裏で“渋い顔” 大会運営はツラいよ

公開日: 更新日:

【NEC軽井沢72女子ゴルフ】初日

「初日のギャラリー数は5577人。まさかこれほど入るとは……」

 大会関係者が驚くのも無理はない。昨年初日のギャラリー数は3129人。今年はそれより約2500人も多い。5577人という数は昨年の最終日(5646人)とほぼ同じ。それは2週間前の全英女子オープンで優勝した渋野日向子(20)が出場しているからに他ならない。日本人選手の42年ぶりの海外メジャー制覇で「これで日本の女子ゴルフは大きく変わる。業界も活気づく」と、多くの関係者は口を揃える。そんな中、なぜか浮かない顔をしている者がいるという。

 あるツアー関係者が言う。

「女子プロのトーナメントは賞金やプロ・アマパーティー、場内外の設備や輸送、警備、駐車場等々、1大会で約4億円の経費がかかるといわれている。それだけの金を使うイベントの中で、冠スポンサーが最も重視しているのが、取引先を接待するプロ・アマ戦です。『プロ・アマ戦が無事終了すればトーナメントは終わったも同然』という者さえいます。とは言っても、テレビ中継のある週末の本戦だって人気選手同士が優勝を争って盛り上がってくれた方がいいに決まっている。ところが、利害が一致しないのが大会運営に携わる会社です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭