渋野マネジメント会社決定で気になる大型契約と来季主戦場

公開日: 更新日:

 まずは1つ目だ。

 全英女子オープンで日本人では42年ぶりとなるメジャー優勝した渋野日向子(20)が13日、Tポイント・ジャパンとスポンサー契約を締結したと発表。まさかの全英V後、初のスポンサーである。

 渋野の契約先は、クラブやボール、シューズ以外はみな国内企業だ。所属のRSK山陽放送にウエアはビームス。ウエアの袖にはミック工業(空調建築関連部品製造)とキャンディル(建築業)のロゴマークが入っている。そこにTポイントが新たに加わるわけだが、気になるのは今後のスポンサー選びだ。

 女子も国内のトッププロは必ず航空会社のJALかANAと契約してきた。近年では宮里藍畑岡奈紗がJAL。横峯さくらは、松山英樹石川遼と同じANAだった。渋野の契約も時間の問題だろう。

 ツアー関係者がいう。

「公言通り、来季以降も国内ツアーに専念するのか、考え直して米ツアーに向かうのかによって、契約内容や今後のスポンサー企業の規模も変わります。例えば、米ツアーでプレーした宮里には米国市場で売り上げを伸ばしていたHONDAがつき、06年に米ツアーに参戦した諸見里しのぶもBMWとスポンサー契約を結んだ。松山は14年からトヨタ自動車の高級ブランド『レクサス』の所属ですが、17年1月から5年間の契約を更新し、新たな契約金は総額10億円ともいわれている。レクサスは北米の高級車市場を狙ったブランドです。松山の活躍は販売に大きく貢献する。契約額は国内向け企業の比ではない。渋野は今週、古閑美保有村智恵が所属するマネジメント会社に決まった。プロ担当というのは得てして大きな契約を決めたいもの。渋野の契約ラッシュをどうさばくかお手並み拝見です。一方で、マネジメント会社の意向や方針が来季以降の渋野の主戦場に影響するのか、そこにも注目ですね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…