2日目は懸賞わずか1本 白鵬の人気凋落を無観客あぶり出す

公開日: 更新日:

 あるタニマチ筋は「これほど人気がないとは……」と、こう続ける。

「懸賞は結びの一番や横綱戦など、注目を集めそうな取組や力士を指定する企業が多い。つまり、自社の宣伝目的です。そうしたスポンサーの多くが、無観客開催ということで取り下げた。一方、力士個人を指定する懸賞は商売が絡んでない分、減りにくい。この日も地元企業に懸賞をかけられた力士が何人もいた。純粋に応援してくれるスポンサーが、白鵬にはほとんどいないのでしょうね。いくら無観客で平日月曜日の2日目、結び前とはいえ、横綱に懸賞1本はあり得ませんから」

 先場所、白鵬の指定懸賞は28本。同62本の内弟子、炎鵬にも負けた。懸賞1本は無観客の影響というより、白鵬の人気凋落の証拠だ。

【写真特集】無観客で開催 大相撲春場所
【写真ギャラリー】大相撲1月場所

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ