2日目は懸賞わずか1本 白鵬の人気凋落を無観客あぶり出す

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 あるタニマチ筋は「これほど人気がないとは……」と、こう続ける。

「懸賞は結びの一番や横綱戦など、注目を集めそうな取組や力士を指定する企業が多い。つまり、自社の宣伝目的です。そうしたスポンサーの多くが、無観客開催ということで取り下げた。一方、力士個人を指定する懸賞は商売が絡んでない分、減りにくい。この日も地元企業に懸賞をかけられた力士が何人もいた。純粋に応援してくれるスポンサーが、白鵬にはほとんどいないのでしょうね。いくら無観客で平日月曜日の2日目、結び前とはいえ、横綱に懸賞1本はあり得ませんから」

 先場所、白鵬の指定懸賞は28本。同62本の内弟子、炎鵬にも負けた。懸賞1本は無観客の影響というより、白鵬の人気凋落の証拠だ。

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