プロ野球6.19開幕めぐり…舞台裏で飛び交った数々の怪情報
25日、プロ野球は日本全国の緊急事態宣言が解除されたことを受け、6月19日の開幕を決定。同2日から練習試合を4カード行い、当面は無観客で開催する。開幕決定に至るまでの舞台裏では、各球団からさまざまな思惑が飛び交っていたという。
■セの変則日程に反発した唯一の球団
セ・リーグはまず、関東地区に集結し、巨人、ヤクルト、DeNAの本拠地で4カード12試合前後を戦う日程が有力視されているが、これに最後まで難色を示していたのが阪神だという。
関東で4カード連続開催となれば、阪神と広島、中日にとっては、2週間強の長期遠征。しかも、選手や関係者はその間、コロナ対策で宿舎に缶詰めとなり、外出禁止になるのは確実だ。
ホーム開催で、自宅から球場に通える在京3球団の方が、確かに地の利がある。
「5カード目からは関西での試合が中心になるとはいえ、開幕が延期になる前に予定されていた阪神の6月19日は甲子園の主催試合でした。公式戦が縮小した今季は変則日程となり、開幕直後のスタートダッシュが大事になる。最初の2週間がペナントの行方を大きく左右するといってもいい。CSの中止も決定的で、1位にならないと日本シリーズには行けない。阪神が関東集中開催に反対したのもうなずけますよ」
とは、阪神OBだ。