原監督が“球児トライアウト案”実現なら増すアマへの発言力

公開日: 更新日:

 結論は出ずじまいだった。

 22日に行われたプロ野球の12球団代表者会議。政府による緊急事態宣言が継続中ということで開幕日は公表せず、議論は継続となった。とはいえ、NPBはすでに感染症の専門家チームからの提言を受け、80ページに及ぶガイドラインを作成。12球団に配布したというから、目標とする6月19日開幕に向けて前進したのは間違いないだろう。 

 そのプロ野球界では、巨人原辰徳監督(61)が披露した球児の救済案が話題になっている。

 21日、夏の甲子園中止を受け、「進学、あるいはプロで野球をやるという大きな目標を持っている人もいる。何か披露する場所、プロ野球にはトライアウトというルールがある。社会人、大学も含めて金の卵を発掘しようとしている。チャンスを与える手段を我々はプロ野球として考えていきたい」と、トライアウト案をブチ上げたのだ。

 イメージは「12球団合同トライアウト」だという。プロだけでなく、大学、社会人関係者も同時に視察できるというのがミソ。プロ野球選手を輩出している関東のある強豪校の監督は「野球を続けたい3年生はアピールの場を求めている。そういう機会をつくってもらえるなら、新たなモチベーションになるし、ありがたい」と話したように、3年生部員にとっては朗報だろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇