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安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

習志野・桜井亨佑 元ロッテ福浦を超える打撃技術と長打力

公開日: 更新日:

桜井亨佑(習志野/一塁手)

「母校の先輩である福浦和也(元ロッテ)の高校時代と比べても、技術と長打力は一枚上だと思っています」

 安倍氏は通算2000安打をマークした大打者を引き合いに、こう評価する。

 春夏連続で甲子園に出場した昨年は、2年生ながら4番を任され、昨秋の県大会、関東大会では計8試合で5割以上の打率、3本塁打、19打点をマーク。全国屈指の好打者として、スカウトの注目を集めている。

「極めて精度の高い技術がある。コンパクトでありながら、インサイドアウトの無駄のないスイングでライナー性の打球が外野の間を抜く。タイミングが合うとそれがフェンスを越える。バックスクリーンの右横に130~140メートル級のライナーの本塁打も打てます。警戒される中でも、数少ない安打になる球を逃さず、安打、本塁打にする。1試合で3、4安打の固め打ちができ、無安打という試合はほぼないというくらい、コンスタントに結果を残す打者です」

 桜井のもう一つの武器が「大舞台でも平然とプレーできる勝負度胸」(安倍氏)だという。

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