著者のコラム一覧
安倍昌彦スポーツライター

1955年、宮城県生まれ。早大卒。アマ時代に捕手としてプレーした経験を生かし、ドラフト候補のボールを実際に受けて取材するスタイルを確立。通称「流しのブルペン捕手」。自身が責任編集を務める雑誌「野球人」を始め、著書、寄稿は多数。

木更津総合・篠木 右腕とボールが吹っ飛ぶような腕の振り

公開日: 更新日:

篠木健太郎(木更津総合/投手)

 1年春からベンチ入りし、細身の体から最速146キロをマークする伸びのあるストレートを繰り出す。縦のスライダー、フォークは同じような落差があり、球速も130キロ前半を計時するという。

「この細い体で、何でこんなにエゲツない球を投げられるの? と思います。体の運動量が大きく、肩甲骨、股関節といった大きな関節の可動域が広い。躍動感があって、いかにも速い球を投げそうなフォームで、速い球を投げる。いわゆる快速球という言葉がぴたりと当てはまります。こうした投げ方は得てして、打者がタイミングを合わせやすいとも言えますが、抜群のスピン量があるので、ストレートと分かってもジャストミートできない。2016年夏の甲子園優勝投手である作新学院・今井達也(同年西武1位)に近いイメージがあります」

 今秋ドラフト1位候補に挙げられている早大の左腕・早川隆久は、篠木と同じ木更津総合出身で4学年先輩にあたる。

 安倍氏は、「高校時代の早川は腕の振りがしなやかで、球持ちの良さが印象的でした。利き腕に左右の違いはありますが、篠木は、当時の早川を鏡に映したような投手です」と言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇