吉田は面目丸潰れ…評価上昇中の冨安健洋が新旧対決に完勝
イタリア・セリエAで21歳の冨安健洋が所属するボローニャが、ベテラン31歳の吉田麻也がプレーするサンプドリアと対戦(日本時間29日午前2時30分キックオフ)。注目された日本代表DF新旧対決は、<新>の完勝となった。
本職CBの冨安は右SBで先発。堅い守り以外に機敏な攻め上がり、攻撃系選手との好コンビネーションなど能力の高さを存分に見せつけ、2―1の勝利に貢献した。
一方、ベンチスタートの吉田は後半29分、先発CBのケガによって交代出場。しかし、直後に自陣右サイドでFWバロウの突進を阻止できず、目の前で決勝ゴールのアシストを決められた。さらにアディショナルタイムには、味方の犯したファウルに対して主審に異議を唱えて警告を受けるなど踏んだり蹴ったり。先発復帰のアピールどころか、指揮官の心証を害しただけに終わった。
「セリエAで8連覇中の王者ユベントスのフロント幹部に気に入られ、シーズン終了後の移籍が取り沙汰されている。サンプドリア戦の前には、ミランの専門サイトが『ホンダに続いてもう一人の日本人選手を引き入れるためにボローニャと交渉する可能性がある』と報じて大きな話題となった」(サッカー関係者)
冨安は22日のユベントス戦でポルトガル代表FWのC・ロナウドと何度もマッチアップ。現地メディアから「スター選手をよく抑えた」と及第点評価を受けた。日本代表でも<DFリーダーの座を吉田から奪った>と言ってもいいだろう――。