「もし暫定で日本代表監督をやってくれ? 俺はやらない」
27日にJリーグ再開が決まり、コロナ禍から脱しつつある日本サッカー界。延期された2022年カタールW杯の2次予選もアジアサッカー連盟(AFC)が10、11月の実施を国際サッカー連盟(FIFA)に提案した。が、FIFAがカタールW杯本大会の延期を考え始めたという報道もあり、依然として先行き不透明だ。それでも「できることを探す」のが新技術委員長の反町流。欧州組の情報収集、国内カレンダーの見直しなど可能な部分から手を付けていく。
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国内ではJ再開を皮切りに7月以降、大学リーグや育成年代の大会も始まる見通しだ。ただ、空白期間のブランクを取り戻すのは大変なこと。とりわけプロに直結する大学の停滞は、大問題だと反町氏は捉えている。
■大学生年代の反町杯
「大学生には2年に1度ユニバーシアードがあったけど、2019年を最後に(サッカーは)なくなってしまった。大学4年間が目標を設定しづらい状況になってしまい、彼らがぬるま湯の中で過ごすのは、Jや代表にも影響する。だから『反町杯』でもつくりたいのが本音(笑い)。世界の同世代のトップチームを日本に招き、試合を行う機会があるだけでも全然違う。そういう環境整備をこの機に進めたいと思っている」