著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

「もし暫定で日本代表監督をやってくれ? 俺はやらない」

公開日: 更新日:

 27日にJリーグ再開が決まり、コロナ禍から脱しつつある日本サッカー界。延期された2022年カタールW杯の2次予選もアジアサッカー連盟(AFC)が10、11月の実施を国際サッカー連盟(FIFA)に提案した。が、FIFAがカタールW杯本大会の延期を考え始めたという報道もあり、依然として先行き不透明だ。それでも「できることを探す」のが新技術委員長の反町流。欧州組の情報収集、国内カレンダーの見直しなど可能な部分から手を付けていく。 

  ◇  ◇  ◇

 国内ではJ再開を皮切りに7月以降、大学リーグや育成年代の大会も始まる見通しだ。ただ、空白期間のブランクを取り戻すのは大変なこと。とりわけプロに直結する大学の停滞は、大問題だと反町氏は捉えている。

■大学生年代の反町杯

「大学生には2年に1度ユニバーシアードがあったけど、2019年を最後に(サッカーは)なくなってしまった。大学4年間が目標を設定しづらい状況になってしまい、彼らがぬるま湯の中で過ごすのは、Jや代表にも影響する。だから『反町杯』でもつくりたいのが本音(笑い)。世界の同世代のトップチームを日本に招き、試合を行う機会があるだけでも全然違う。そういう環境整備をこの機に進めたいと思っている」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…