エンゼルス大谷の現在地 調停金額で分かった二刀流の評価
二刀流は価値が暴落したのかどうか。
メジャー3年目のシーズンを終えて年俸調停の権利を取得しながら、球団から低評価を下されたエンゼルス・大谷翔平(26)。米メディアによれば、大谷側の希望額の330万ドル(約3億4200万円)に対して、球団側の提示額は250万ドル(約2億6000万円)。約8000万円の開きがあり、2月に行われる年俸調停の聴聞会に裁定を委ねることになった。
メジャーでは大谷のように初めて年俸調停権を得た選手でも、それまでの実績を評価されて破格の年俸を手にするケースは少なくない。レッドソックス・ベッツ外野手(現ドジャース)は2018年、年俸調停1年目の選手では当時史上最高額の1050万ドル(約10億9000万円)で合意。昨年はドジャース・ベリンジャーが1150万ドル(約12億円)でサインした。今回のトップはブルワーズの剛腕クローザーであるヘイダー(昨季1勝2敗、13セーブ、防御率3・79)。667万5000ドル(約6億9000万円)で契約した。大谷同様、合意していない選手への球団提示額を見ると、先発投手で最高額はカージナルスのフラーティ(4勝3敗、防御率4・91)の300万ドル(約3億1000万円)、野手ではカブス・ハップ外野手(打率・258、12本塁打、28打点)の325万ドル(約3億4000万円)だった(18日現在)。いずれも大谷より評価されている。