大谷は年俸合意ならず…エ軍の強気態度は本音か駆け引きか
下手をすれば泥仕合に発展しかねない。
15日(日本時間16日)までの年俸調停回避期限までに合意できなかった大谷翔平(26=エンゼルス)のことだ。
複数の地元メディアによれば、大谷サイドの要求額は330万ドル(約3億4300万円)に対し、球団側が250万ドル(約2億6000万円)を提示。両者の間で80万ドル(約8300万円)の開きがあるという。
今後も交渉は可能であるとはいえ、金額の差が埋まらなければ2月に行われる調停委員会の裁定に委ねられることになる。
ペリー・ミナシアンGMは「我々は聴聞会に話を持っていくことになる」と、調停も辞さない構えを見せているが、決して本音ではないだろう。
地元マスコミ関係者がこう言った。
「日本とは異なり、メジャーの年俸調停は両者の希望額の折衷案ではなく、どちらかの金額を採用する。聴聞会では球団側、選手側とも感情的な罵り合いになるのは珍しいことではなく、双方に不信感が芽生えてしこりが残るケースが大半だ。エ軍は今回、大谷に低い金額を提示したが、投打の主力としての期待値は変わらない。今後は調停を避けるため、金額を多少、上積みして合意に達するはずです」