アストロズ5年連続ア・リーグ優勝決定シリーズ進出のヒミツ

公開日: 更新日:

 最近のメジャーで最もコンスタントに上位に進出しているのはヤンキースでもなければドジャースでもない。

 今季までの5年間で、すべてリーグ優勝決定シリーズ以上に駒を進めたアストロズだ。

 今季も日本時間21日現在、レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズは3勝2敗。ワールドシリーズ進出に王手をかけている。

 同じア・リーグ西地区の大谷翔平も、対アストロズは分が悪い。打者として通算打率.222、投手としては計5試合で0勝2敗、防御率6.86だ。

 アストロズといえば19年オフにサイン盗みが発覚した。

「メジャーはいまやデータ野球全盛。データそのものの優位性はほとんどなくなりましたけど、アストロズはデータの使い方が優れている。才能ある選手に少しでもパフォーマンスを上げるためのデータを与え、選手に実践させる。もともとバットをボールに当てる技術の高い選手にシフトの逆方向に強く打たせたり、カーブが武器の投手であれば、そのカーブをさらに有効にするためのデータを与えたりしている。フロントが優秀なのでしょう」とは特派員のひとり。

 サイン盗みなんかしなくても、勝つ確率の高い野球をやっているというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動