エンゼルス大谷の活躍にメジャーで「二刀流転向」希望者が続々
今オフは本職以外の練習をこなす選手が増えそうだ。
エンゼルス・大谷翔平(27)の投打にわたる活躍に刺激され、二刀流転向を志願する選手が続出しているからだ。
「チャンスを与えてくれるのなら、ぜひチャレンジしたいね」と言うのはレッドソックスのアレックス・バードゥーゴ外野手(25=左投げ左打ち)。レ軍不動の左翼手は今季、打率.289、13本塁打、63打点。今季のポストシーズンはチームトップタイの6打点をマークし、レ軍を3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズに導いた。
アリゾナ州・サフアロ高校時代はエース兼4番を務め、39試合に登板し26勝9敗、防御率2.19。2014年のドラフト2巡目でドジャースに入団してからは外野手に専念してきたが、今オフは大谷も通うトレーニング施設「ドライブラインベースボール」(ワシントン州シアトル)で本格的に投手の練習に着手する。最速158キロの「左腕」は「ショウヘイは先発だけど、僕はリリーバーをやってみたいね」と真顔で話しているという。
一方、秋山翔吾の同僚でレッズの右腕マイケル・ロレンゼン(29)は登板機会と打席数の確保を求めて今オフ、FA権を行使する。昨オフに先発ローテ入りが決まりながら、チーム事情から救援を任され、今季は27試合で1勝2敗、防御率5.59。右太ももを痛めて負傷者リスト(IL)入りしたこともあり、打者としては1打席(空振り三振)に終わった。