田中希実は1500mと5000mで2冠、800mで2位 国内敵なしでも「世界女王」とは彼我の差
東京でファンを驚かせたのは8月2日に行われた1500メートル予選だ。残り1周で転倒し、予選敗退かと思われた。ところが最後方から11人を抜いて1着。さらに、同日夜の5000メートル決勝は金メダル。4日に1500メートル準決勝、6日に同決勝3位、翌日の1万メートルで金を手にした。
ハッサンは2019年の世界陸上でも1500メートルと1万メートルで2冠。自己ベストは──
1500メートル=3分51秒95
5000メートル=14分22秒12
1万メートル=29分06秒82
世界陸上では再び3冠に挑戦する。
ちなみに、田中の1500メートルと5000メートルのベストは3分59秒19(日本記録)、14分59秒93。広中の5000メートルと1万メートルは14分52秒84(同)、31分00秒71。世界の壁はまだまだ厚い。