陸上競技
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女子マラソンで2時間10分切り…日本は記録を追うより五輪一本に的を絞るしかない
マラソンの記録が伸び続けている。2時間切りが秒読みに入った男子に続き、女子でも記録が出た。 10月13日に行われたシカゴで、ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が2時間9分56秒で女子初のサブテンを達成。男子のサブテンは19...
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北口榛花の地元凱旋パレード決定!北海道民が札幌五輪より期待「時の人」のプレミア度
北の大地が沸いている。 北海道旭川市の今津寛介市長は28日の定例会見で、パリ五輪の陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(26)の凱旋パレードを10月13日に開催すると発表。市民栄誉賞の贈呈も決めた。JR旭川駅前の歩行...
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やり投げ金メダル北口榛花 日大時代の監督に聞いた「寝転がってカステラをパクリ」に見た強さ
パリ五輪で獲得した日本のメダルは金20、銀12、銅13。中でも感動を呼んだのは女子やり投げの北口榛花(26)の一投だろう。マラソンを除く陸上競技で日本女子初となる金メダルの快挙を成し遂げた。北口といえば、昨年の2度の日本記録更新、2...
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日本リレー侍の露呈した限界…バトンワークやコーナーワークでは埋まらない海外勢との走力差
日本を代表するスプリンター達が涙を飲んだ。 8日の予選で第1走者だったサニブラウン・ハキーム(25)を第2走に起用するなど、メンバーを変更。「ぶっつけ本番だった」(サニブラウン)ものの、前回の東京大会で失敗したバトンワークの...
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陸上女子1500m田中希実 充実感たっぷりの準決勝敗退「タイムだけじゃなく、中身の詰まったレースになった」
日本女子中長距離のエースの挑戦は終わった。 女子1500メートルの日本記録保持者で2021年東京五輪8位入賞の田中希実(24)が日本時間9日、準決勝で敗退した。 3分59秒70の快走を見せたが、突破ラインの6位までに...
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またフランス忖度?陸上400mリレー日本快挙のウラで「2つの疑惑」…柔道だけじゃないモヤモヤ
日本時間8日の陸上男子400mリレー予選で日本が7大会連続8度目の決勝進出を果たした。予選1組目で走ったサニブラウン、柳田大輝、桐生祥秀、上山紘輝の日本は38秒06のタイムで4着。自動的に決勝に進める3着以内は逃したが、タイム順で進...
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村竹ラシッド 不完全燃焼でも「世界から一番遠い種目」で日本人初のファイナリストの快挙
ついに厚い壁を崩した。 2022年世界選手権代表の村竹ラシッド(22)が日本勢初となる決勝進出を決めた。 準決勝は各組上位2人、そのほかのタイム上位2人が決勝に進む。1組目に走った村竹は、10台あるハードルにほとんど...
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男子4×100mリレー 東京五輪の悪夢を振り払う走順はこうだ!日本メダルは各自己ベストから見て十分あり得る
近年の世界大会は37秒台中盤ならメダル圏内で、日本が100メートルで9秒台か10秒0台の走者をそろえればこのタイムに近づける。自己ベストからみて十分可能だが、6月30日の日本選手権100メートルでは不安要素も見え隠れした。 ...
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110m障害・泉谷駿介、村竹ラシッド 両者ともメダルの可能性十分も…「勝とうと思ったら負ける」
泉谷駿介は昨年、初出場のダイヤモンドリーグ(DL)第6戦で優勝(13秒22)。日本人でDLのトラック競技を制するのは史上初の快挙だった。第10戦では世界選手権2連覇(当時)のグラント・ホロウェイと接戦を演じて2位。世界選手権でも、日...
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陸上1500m田中希実 記録から見る決勝への道…救済措置で準決勝進出、運を活かせるか?
2日に行われたパリ五輪陸上5000mで予選敗退した田中希実(24)の落胆は大きかった。「現実が受け入れられない。自分の中での五輪が終わってしまったような気持ち。5000で(力を)出し切ってから、1500はただ楽しむだけというイメージ...
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陸上女子・久保凜「800m日本新記録」でも届かない…まだまだ分厚い五輪の壁
あの田中希実(24)を破った陸上界の新星がさらに輝いた。 東大阪大敬愛高2年の久保凜(16)が女子800メートルで日本新記録となる1分59秒93をマークしたのだ。 15日の「陸上・長距離強化記録会」(奈良・橿原)。久...
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桐生祥秀が日本選手権5位完敗…個人種目でのパリ五輪絶望的、日本のリレーメダルも絶望的
敗者とは思えない、すがすがしい表情だった。 「全力で走った。で、負けた。そんな感じです」 元日本記録保持者の桐生祥秀(28)が30日の日本選手権男子100メートルで5位と完敗。雨中の悪コンディションだったとはいえ、タイ...
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陸上1500m田中希実が5連覇で五輪切符獲得 7位ドルーリーは肉体的課題で「パワフルさに欠ける走り」
陸上日本選手権2日目(新潟)に行われた女子1500メートル決勝は田中希実(24)が4分01秒44秒で優勝。参加標準記録(4分02秒50)を突破し、5000メートルに続く2種目のパリ五輪代表内定となった。田中は29日の800メートル予...
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酷暑はむしろ歓迎、男子競歩は「メダル独占」まである…92年五輪戦士が語る日本の強み
2016年リオ大会の50キロで荒井広宙が銅、前回の東京大会では20キロで池田向希が銀、山西利和が銅。世界選手権では15年北京大会からメダルが途切れたことがない日本。今や競歩王国となったが、パリではどうか。1992年バルセロナ五輪50...
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サニブラウン100mで自身初の五輪代表入り! 参加標準記録を0.01秒切る
陸上男子のサニブラウン・ハキーム(25)が30日、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ第6戦(ノルウェー・オスロ)の100メートルで9秒99をマークして2位に入った。日本陸連が定めるパリ五輪の参加標準記録(10秒00)を突破し、同...
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世界で旋風「厚底シューズ」のメリットや弊害、疑問…スポーツバイオメカニクスの専門家に聞いた
国内の陸上競技は2023年度のロードシーズンが3月で終了した。マラソンや箱根大学駅伝などに出場した多くの選手が「厚底シューズ」(厚底)で自己記録を伸ばし、女子マラソンでは前田穂南(天満屋)が大阪国際で2時間18分59秒をマーク。19...
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大学駅伝三冠監督が「全国都道府県対抗男子駅伝」を「目を皿のようにして」見ていた理由
長野の3連覇で幕を閉じた今年(21日)の全国都道府県対抗男子駅伝(広島市・平和記念公園前発着)。4区(5キロ)で首位に立ち、区間賞を獲得したのが長野・佐久長聖高3年の永原颯磨。3000メートル障害の日本高校記録(8分32秒12)を持...
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明日号砲の全国男子駅伝でも大会記録更新の期待…厚底シューズでの高速化にどれほど価値が?
青学大が10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7度目の優勝を飾った今年の箱根駅伝。 21日号砲の全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(全国男子駅伝=全7区)も、昨年は長野が2時間17分10秒の大会記録で2連覇を達成した。今年...
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日本選手権1万メートル“12月開催”の波紋…元旦「ニューイヤー駅伝」に故障者続出の可能性
パリ五輪へのバックアップがあだになるか。 10日に行われた陸上の日本選手権1万メートル(国立競技場)。来夏のパリ五輪につながる大事なレースの開催月を、通常の6月から気温が低い12月に変更したのは「ワールドランキング」を上げる...
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陸上日本選手権1万mの12月開催は記録のため?陸連元強化委員長「この時季では意味ない」と苦言
陸上日本選手権1万メートルの男子は塩尻和也(27)が27分9秒80の日本新記録で優勝。女子は30分55秒29の広中璃梨佳(23)が3連覇を果たした。 今大会は、参加標準記録(男子27分0秒00、女子30分40秒00)を突破し...
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男女混合リレー競歩は相反する感情が共存する都会的なスポーツ パリ五輪でも注目種目だ
男子テニスの「ネクスト・ジェン・ファイナルズ」がサウジアラビアで始まっている。 6年前にスタートした21歳以下の世界一決定戦で、これまでチチパス、アルカラス、シナーらトップ選手を送り出し、同時に、ビデオ判定などの実験場になっ...
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箱根駅伝「山の神」の時代はもう終わり 勝負のポイントが再び平地へ戻ってきた
箱根駅伝は来年正月に第100回を迎える。 学生スポーツは学制変更や戦争など、世の変化に沿って多様に変化してきた。いまではランナーの胸には各スポンサーのロゴが縫い付けられて、監督が写真誌に追いかけられたり、ワイドショーのコメン...
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女子やり投げ北口榛花、男子走り幅跳び橋岡優輝…日本陸上トラック&フィールドはなぜ急成長した
もうマイナー種目とは言わせない。 8月の世界陸上(世陸)女子やり投げで北口榛花(25)が、日本女子フィールド種目で五輪・世陸を通して史上初となる金メダルを手にした。今月8日には世界最高峰リーグのダイヤモンドリーグ(DL=今季...
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やり投げ北口榛花は世界女王でも慢心なし パリ五輪でのリベンジに闘志メラメラ!
「世界チャンピオンですけど、オリンピックチャンピオンではない。(パリ五輪には)自分が挑戦者の気持ちで臨みたい」 女子やり投げの北口榛花が19日の帰国会見でこう言った。 【写真】この記事の関連写真を見る(10枚) ...
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女子やり投げ北口榛花がDLファイナルへ! 今年は「あのトロフィー」を手にできるか
世界最高峰の陸上ツアー「ダイヤモンドリーグ(DL)」の年間チャンピオンを決めるファイナル(16、17日・米オレゴン州)に世界陸上(世陸)女子やり投げ金メダルの北口榛花(25)が出場する。北口は世陸の直後に行われたDLブリュッセル大会...
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日本マラソン世界陸上惨敗で「致命的欠点」浮き彫り…やり投げ北口榛花の快挙でまざまざ
まさに「あっぱれ!」だ。 現地27日に閉幕した世界陸上ブダペスト大会、女子やり投げで北口榛花(25)が日本女子フィールド種目で初の金メダルを獲得した。日本は26日の早朝だった。メダルが期待された最終6投目の大逆転劇に歓声を上...
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北口榛花 世界陸上女子やり投げ金メダルはゲン担ぎの「蝶ピアス」と「1投目」がカギ握る
世界陸上女子やり投げ決勝に進んだ北口榛花(25)。世界ランク1位で臨んだ今大会はかなり緊張しているようだ。予選の2投目で63メートル27をマークし、通過標準記録(61メートル50)をクリアしたものの、1投目は59メートル04だった。...
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110m障害・泉谷駿介の恩師「あの走りで5位ならよくやった」順大陸上部顧問の世界陸上観戦記
世界陸上男子110メートル障害決勝で、日本記録保持者の泉谷駿介(23)が13秒19の時計で5位入賞を果たした。この種目で日本選手の決勝進出は初。順大時代に泉谷を指導した越川一紀氏(現順大陸上部顧問)は、このレースをどう見たのか。 ...
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三浦龍司が日本勢初の入賞も最後に抜かれ6位に「半分悔しい」…世界陸上男子3000m障害
陸上の世界選手権(ブダペスト)は日本時間23日未明、男子3000メートル障害決勝を行い、東京五輪7位の三浦龍司(21)が8分13秒70で6位に入り、同種目の日本勢で初の入賞。青木涼真(26)は8分24秒77の14位に終わり、モロッコ...
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泉谷駿介「両足つっても」110m障害5位入賞! 低身長をプラスに変えた驚異のポテンシャル
歴史が動いた。 現地21日(日本時間22日)に行われた男子110メートル障害で、泉谷駿介(23)が13秒19で5位に入賞した。五輪を含めこの種目で日本人初の決勝進出を果たし、過去最高成績となった。米国のグラント・ホロウェイ(...