大谷翔平“省エネ投球”の狙い 「三振より打たせて取る」で2年連続MVP&サイ・ヤング賞狙い 

公開日: 更新日:

 長いイニングを投げ、「WHIP」を抑えて、なおかつシーズン最後までマウンドに上がり続けるには、従来のように三振を狙うよりも打たせて取った方が効率がいい。球数がかさむ三振より、相手打者が早いカウントから手を出せば省エネになるからだ。

「今に始まったことではありませんが、今季の大谷は極力、少ない球数で相手打線を抑えようとする姿勢がうかがえる。6月上旬から変化球を多投しているのも、三振よりも内野ゴロを打たせる狙いからでしょう。最近はブルペンで、これまで以上にスライダー、カーブ、スプリットと意識的に変化球を多めに投げ込んでいる。後半戦はスライダーの割合が全投球の6割に達した試合もあったが、これから終盤戦にかけて、直球の比率がさらに下がるのではないか」(現地放送関係者)

 今後はブルージェイズ、アストロズといった強力打線との対戦が控える。技巧派に転身した大谷は相手打者をどこまで幻惑できるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」