著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

アジア杯現地ルポ 石井正忠監督率いるタイ代表の2026年W杯出場は極めて難しい

公開日: 更新日:

 カタール開催のアジアカップが真っ只中だ。

 筆者も現地を訪れているが、これでもか! というほどに日々、中東開催の凄みを地肌で感じる毎日である。

 ドーハ最大の繁華街「スーク・ワキーフ」で特に目につくのが、ペルシャ湾岸諸国から大挙して集ってきたファンの勢い、そして数たるや……。

 出場24カ国の顔ぶれを眺めてみても、11カ国が中東からの出場国だ。陸続きの隣国、対岸のイランからも飛行機に乗れば2時間の距離、この状況に納得である。

 東南アジアからはタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアの4カ国が参戦している。中でも、2023年11月に石井正忠氏を新監督に迎えたタイ代表は、より注視している存在だ。

■兄弟デュオが前線からプレッシャーをかける 

 アジアカップの先発メンバーから、新監督の意図が読み取れる。前任者のブラジル人指揮官が重用してきたレギュラー組を軸には置くものの、より持久力を活かし、ハードワークできる選手を好む傾向が強いことである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…