著者のコラム一覧
佐々木裕介フットボールツーリズム アドバイザー

1977年生まれ、東京都世田谷区出身。旅行事業を営みながらフリーランスライターとしてアジアのフットボールシーンを中心に執筆活動を行う。「フットボール求道人」を自称。

アジア杯現地ルポ 石井正忠監督率いるタイ代表の2026年W杯出場は極めて難しい

公開日: 更新日:

■いきなりスパチャイまさかの2ゴールで勝利

 初戦は(恐らく繰り上げ招集されたであろう)スパチャイのまさかの2ゴールに助けられての勝利であったが、流れの中での崩しが貧弱だった。 これは2戦目も同じ。違いを生み出せたのは、代表キャップが100試合となったティーラトンの左底位置から繰り出されるキックしかなかったように筆者には見えた。 ただ、就任間もなかった新監督としては、前回大会に続くノックアウトステージ進出を掴み取れれば、合格ラインに達すると言って良いだろう。

 タイ国民の期待値は高まるばかりだが、それとは裏腹に近年のタイサッカー界の停滞ぶりは、見ていて残念でならない。

 決定権を持つ者たちは、チームを強くしたいと思っているようには見受けられるが、個の技量ありきで人選を行う。またオーナー自身が陣取るベンチには、自らの意見で取り込める指導者を従えたがることも少なくはない。 こういった風潮が、いまだにクラブでも代表チームでも行われていることが、強化の進まない要因のひとつだと考える。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭