高血圧
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寒くなると血圧上昇…認知症リスクとなる「脳卒中」対策の注意点
これからやってくる寒い季節に向けて、気をつけてほしいのが高血圧です。 高血圧は他の生活習慣病と同様、食事や運動などによって増悪または改善しますが、どんなに生活内容に気を配っても、改善しない場合がある。持って生まれた体質が関係...
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ブームが続く「サウナ」で死にたくない…心臓死の報告も
ブームが続くサウナでの事故が増えている。やけどやケガだけでなく、心臓血管病や循環器障害を起こして死亡したケースもある。サウナで命を落とさないために心がけるポイントを、東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏に聞いた。 消費...
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最も高血圧になりにくい食事パターンをAIで解析…日本の研究報告
食事と血圧の関連性についてはこれまでにも数多くの研究が報告されています。 たとえば、乳製品や野菜、果物、魚などの摂取は血圧の低下と関連し、ファストフードや塩分の多いスナック菓子、肉類などの摂取は血圧の上昇と関連していることが...
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健康診断で正常でも高血圧という人も… 専門医が勧める「本当の血圧」測定
冬は寒さで全身の血管が収縮するため、血圧が上がりやすい。この時季、押さえておきたい血圧対策のポイントは? 東都クリニック高血圧専門外来の桑島巌医師(循環器内科医)に聞いた。 「血圧、コレステロール、血糖と、動脈硬化に関係する値...
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生活苦で広がる患者の服薬の間引き、治療の中断…「モーニングサージ」に気をつけろ
生活苦が止まらない。厚労省発表の物価変動の影響を除いた9月の実質賃金は18カ月連続で前年を下回った。年金額も物価の上昇に合わせて来年は2年連続の増額の見通しだが、その一方で、保険料を支払う現役世代の減少や高齢化による「スライド制度」...
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日本人の3人に1人が「高血圧」というこの現実!あなたは大丈夫?
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」によると日本の高血圧患者は約4300万人。日本人の3人に1人が高血圧ということになる。 健康診断や人間ドックで「血圧が高い」と指摘され、医者から「塩分は控えめに」「タバコはやめ...
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高血圧専門医が教える「絶対に失敗しない減塩法」我慢するのはたった1週間
健康寿命を延ばす上で、減塩は避けて通れない。高血圧の人はもちろん、血圧が正常範囲の人も、塩分の取りすぎは動脈硬化、ひいては脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めるからだ。 一方で、日々の減塩にうんざりしている人、何度やっても失敗して...
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高血圧症の克服(5)「降圧剤の処方を変えましょうか」担当医からうれしい言葉
40代に入って「高血圧症」と診断された。以来20年間、降圧剤「アムロジピンOD錠」を常備薬にしてきた早川栄治さん(仮名.69歳=埼玉県在住)だが、今年5月に予想外の様変わりを見せる。 「自宅近所の総合病院で2カ月に1回、『Ⅰ度...
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高血圧症の克服(4)通片道1時間の勤ストレスから解放…1万歩の農道散歩と野菜生活
2022年の秋、イベント企画会社を経営する早川栄治さん(仮名.69歳=埼玉県在住)は、20年間東京都内に借りていた事務所を引き払い、仕事場を入間の自宅に移した。 早川さんの持病である高血圧症(本能性高血圧)は、「1度高血圧」...
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高血圧治療専門の医師が教える「本当に血圧が下がる食べ物」
24時間血圧を測り続けて、今月で37年目に突入。それが、日本歯科大学内科客員教授の渡辺尚彦医師(日本高血圧学会専門医)だ。自身の経験から見えてきた血圧低下のポイントを聞いた。 循環器内科医で高血圧患者を多数診ている渡辺医師が...
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なぜ、感染症と高血圧の治療効果を同一に語ってはいけないのか
ここまで、情報そのものの正しさの問題を取り上げてきたが、その情報の正しさは常にある一定の集団についての結果であって、個別に起こることとの間には大きなギャップが存在する。これまで取り上げてきたマスクの情報も、いずれも集団を対象にした研...
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高血圧症の克服(3)30年通った病院が閉院…新たな総合病院で薬が7種類に増えた
埼玉県入間市に住む早川栄治さん(仮名・69歳=イベント企画会社経営)は、3年前、高血圧症の治療中に少し困ったことが起こった。 30年近く、家族ぐるみでお世話になっていた自宅近くのクリニックの院長が病死。病院が閉鎖されてしまっ...
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高血圧症の克服(2)暴飲暴食、ストレス、運動不足…投薬治療開始を告げられた20年前の生活
「血圧が少し高い。降圧剤を出しましょう」 20年前、中年期を迎えた早川栄治さん(仮名.69歳=埼玉県在住)は、自宅近所のクリニックでこう診断された。 都内に事務所を構えイベント企画会社を経営している早川さんは、身長17...
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高血圧治療は半年に1回の注射でOKに? 臨床試験がスタート
高血圧は動脈硬化を進行させ、脳卒中や心臓病などのリスクを高めます。そのため、高血圧と診断された人は血圧の薬を毎日飲む必要があります。 最近ではオンライン診療や長期処方などにより、以前と比べれば病院に行く回数は減りました。それ...
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降圧剤「カルシウム拮抗薬」はグレープフルーツジュースに注意
高齢になると血圧が高めになり、降圧薬を服用している方もたくさんいらっしゃるでしょう。降圧薬は、その効き方によって多くの種類があります。ご自身が服用しているクスリの話も出てくると思いますので、参考になれば幸いです。 筋肉が縮む...
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医学的に正しい情報とは…「病態生理学的正しさ」と「疫学的正しさ」の違い
医療は凄まじい勢いで変化しているかに見える。半面、人間は一向に変わっていない。1990年にスタートした「ヒトゲノム計画」を端緒に「ゲノムサイエンス」が進み、それを土台とした「ゲノム情報」を基にした患者の「個別化医療」が勢いを増してい...
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【血圧】「心拍出量」と「血管抵抗性」で決まる 上が140以上で高血圧
コロナ禍が収束し、新年度を迎えようとしています。春は健康診断の季節、いまから心がざわついている人もいると思います。今回は健診項目について、簡単に解説していきます。 最初は「血圧」です。いまさらと思うかもしれませんが、どんな数...
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睡眠時間が足りていない人は「高血圧」になりやすい 1時間減でリスクは37%増える
高血圧症は生活習慣病の中で患者と予備群が最も多く、日本における患者数は約4300万人と推計されている。日本高血圧学会では「収縮期血圧140㎜Hg以上/拡張期血圧90㎜Hg以上」を高血圧症と定めていて、脳卒中や心筋梗塞といった脳・心臓...
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「家庭血圧」は「病院血圧」よりも脳卒中発症リスクの確認に役立つ
「診察室や健診で測定される随時血圧よりも、家庭血圧の方が脳卒中の発症リスクと強く関連することが研究で明らかになっています」。こう話すのは、10年以上も家庭血圧や薬物療法を研究している東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室の佐藤倫...
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夫が高血圧、糖尿病、脂質異常症なら妻も発症しやすい
夫婦で生活習慣の改善に取り組むことは、長続きしやすい点も含めて、とてもおすすめです。 共に50代前半のAさんご夫婦は、お酒が大好き。お子さんがいないこともあり、夜は晩酌が欠かせません。 運動を日常的に行い、食事内容に...
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「仮面高血圧」放置すると脳卒中や心筋梗塞リスクが2倍以上
健康診断や病院で測った血圧が正常範囲でも、注意しなくてはならない場合がある。それが「仮面高血圧」だ。帝京大学医学部衛生学公衆衛生学准教授の浅山敬医師に話を聞いた。 「血圧には、診察室血圧、家庭血圧、自由行動下血圧という3つの測...
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2019年末発売の日本発「腕時計型」血圧計が大人気の理由
冬は血圧が上昇しやすい季節だが、あまりの人気に現在在庫切れになっているのが、昨年12月にオムロンが発売した血圧計「Heart Guide(以下、ハートガイド)」。 従来の血圧計と何が違うのか? それは、腕に巻く「まるで腕時計...
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おせちは食塩と糖質の宝庫…糖尿病や高血圧症の人は要注意
正月は朝から家族でおせち料理を囲んでいる人も多いだろう。しかし、血糖値や血圧が高い中高年は要注意だ。「食塩」と「糖質」が多く含まれているからだ。どれほどの量が含まれているのか? 愛国学園短期大学非常勤講師で栄養士の古谷彰子氏に聞いた...
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高血圧治療の「目標値」が従来値より10㎜Hgも引き下げに
今春、高血圧のガイドラインが改定された。 基準値はこれまで通り140/90(収縮期血圧/拡張期血圧=単位は㎜Hg)だが、治療の目標値が変わった。75歳未満は130/80、75歳以上は140/90になったのだ。 「米国で...
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家庭用血圧計は3000万台売れたが…自宅で測らない選択肢も
家庭用血圧計は日本でも3000万台以上売れているというデータがあります。1人で何台も買っている人もいますから、普及率がどれくらいかは不明ですが、何十%というレベルには達しているのではないでしょうか。 私自身がどうかというと、...
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高齢者は血圧が高いのが当たり前 過半数が降圧剤を飲む
70歳以上では53.8%が血圧の薬を飲んでいるわけですが、何と高齢者では薬を飲んでいない人のほうがマイナーな存在だということがわかります。高血圧と言われて、がっかりしている高齢の方が多いかもしれません。しかし、実は言われたあなたのほ...
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同年齢の平均値にすると…高血圧患者は増えているのか?
9月11日に国民栄養調査の平成29年の結果が公表されました。ここからはこの新しいデータも利用しながら書いていきます。 20歳以上の収縮期血圧の平均は、わずかに低下傾向にありますが、ほとんど変化なく、男性135㎜Hg、女性13...
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レモンが骨粗鬆症や高血圧対策に 広島の“レモン島”で証明
レモンを積極的に取ると、骨粗鬆症のリスクが減り、血圧を低く抑えられる――。こんな研究結果が発表された。 研究を行ったのは、県立広島大学保健福祉学部理学療法学科の飯田忠行教授ら。2017年2月から翌18年2月に、レモン生産量日...
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運動不足、血圧上昇、暴飲暴食…冬は腎臓にとって辛い季節
腎臓は腰のやや上にある空豆に似た形の臓器。背骨を挟んで左右に1つずつあり、握りこぶしよりやや大きく、体内環境を整える働きがある。 全身を巡った血液から老廃物を取り除いてきれいにしたり尿を作って体内の水分量を調節したり、酸素を...
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上の血圧だけが高い高齢者 「理屈」と「事実」に食い違い
高齢者の高血圧の特徴は、下の血圧はむしろ低めで、上の血圧だけが高い「孤立性収縮期高血圧」にあります。 この「高齢者孤立性収縮期高血圧」にどう対応すればいいのか。今から30年以上前の私の最大の疑問のひとつでした。 30...