松井秀喜
-
秋山と筒香には“二重苦” メジャー7月開幕で投高打低の過酷
メジャーはシーズン162試合の長丁場。ほぼ半年間、プレーオフに進出する球団はさらに1カ月近く長く戦う。投手は開幕から全力で投げ続けていたら、とてもじゃないが体力がもたない。したがってプレーオフを狙う強豪チームのエース級は、5月くらい...
-
長所を伸ばし短所を覆う…松井秀喜は「育てる」選手だった
指導者としての指針でもあった選手を「つくる」「育てる」「生かす」。これは具体的にどういうことなのか。 まず「つくる」とは、主に高卒選手などで、何を武器にしたらいいか、まだ分からない選手を指す。または足が速い、肩が強いといった...
-
長嶋監督は松井の背もたれを蹴り「巨人の4番道」を説いた
長嶋茂雄監督による「4番1000日計画」の英才教育を受けた松井秀喜は、試合中のベンチでは常にホームベース寄りの最前列に座っていた。長嶋監督の真ん前である。 松井が4番に座ってからも、チャンスで凡退し、ベンチで下を向いていると...
-
楽天家の元木と神経質の清水 プロで成功する真逆の性格
現巨人ヘッドコーチの元木大介は現役時代、読みが外れると、ど真ん中を見逃して悠々とベンチに戻ってきた。しかし、ただのチャランポランな男ではない。 「クセ者」といわれる理由があった。三塁走者の際に三塁ゴロが飛ぶと、三本間に挟まれな...
-
巨人球団社長が“ポスト原”に初言及「阿部、松井、由伸…」
巨人の今村司球団代表取締役社長兼編成本部長(59)が、日刊ゲンダイの独占インタビューに応じた。阿部慎之助二軍監督やOBの松井秀喜氏など次期監督について言及。初めて山口俊(ブルージェイズ)に認めたポスティング移籍、減少しているといわれ...
-
鈴木誠也はメジャーでもオールスター級の活躍が期待できる
日本のプロ野球チームが、我々メジャースカウトや関係者の動きにかなりナーバスになっていると聞いた。 例えば今年のキャンプを視察した同僚のひとりは、球場にいる間中、球団関係者に監視されていたそうだ。 その球団にはメジャー...
-
金属のような音 “孤高の天才”前田智徳の芸術的ティー打撃
「アーノルド・パーマーみたいだな」 丸佳浩(30=現巨人)に、そう言ったことがある。なんのことかというと、スイングをした後に右手でバットを上げるしぐさが、往年の名ゴルフプレーヤーに似ていたからだ。2008年の入団当初のこと。私...
-
天才と呼ばれた高橋由伸 3年の苦しい監督生活に残る無念
東京六大学23本塁打のリーグ記録を引っ提げて慶大の高橋由伸が、逆指名で巨人に入ってきた。 1998年、最初の春のキャンプ。由伸が衝撃を受けたのが、松井秀の引っ張った打球、清原の逆方向の打球だったそうだ。「飛距離は2人にかなわ...
-
巨人二軍監督に就任後 まず岡本を7番から4番に固定した
松井秀が「剛」の打者なら、阿部と岡本和真は「柔」である。柔軟性がなく、引っ張り専門だった入団当初の松井秀の方が飛距離は上。一方でポッチャリした体格の岡本は肘の柔らかさとバットのしなりが使えるため、逆方向にも大きな打球が打てた。 ...
-
巨人岡本には「間合い」と取るために「かず~よ」で打てと
巨人の巡回打撃コーチだった昨夏の初め、4番の岡本和真から電話がかかってきた。 「僕のバッティング、どうですか?」 一軍には打撃コーチがいる。逡巡したが、不調で苦しんでいるのは知っていた。ファームのコーチである私に電話を...
-
長嶋監督と松井が素振り練習でつくり上げた「仮想ライン」
寮生だった松井秀喜は、ナイター後に帰寮すると、食事の後、30分~1時間ほど素振りをするのが日課だった。 二軍の打撃コーチだった私も当時は寮に住み込んでいた。2階が一軍部屋で松井は私の隣の隣の部屋だった。私はヤクザものの映画が...
-
ナイター後の寮の食堂で松井秀喜は私を質問攻めに
広島で打撃コーチを務めていた私に巨人からオファーが届いた。1994年、「ファームで若い選手を育てて1人でも2人でも上に押し上げて欲しい」と言われ、巨人の二軍打撃コーチに就任。やるからには中途半端は嫌だった。こちらから「単身で行くから...
-
ライバル消えても…阿部の「巨人監督」を脅かす大穴の存在
このオフは誰よりも多忙だ。 今季限りで19年間の現役生活にピリオドを打った巨人の阿部慎之助二軍監督(40)。秋季練習から指導者人生をスタートさせると、11月にはドミニカ共和国、プエルトリコの中南米諸国を視察。その後は台湾へ飛...
-
原監督VS球団 “最有力”阿部引退で混沌とする次期監督問題
■後継指名 涙はなく、終始、穏やかな表情だった。 巨人の阿部慎之助(40)が25日、都内のホテルで会見を行い、正式に現役引退を表明。「突然だったのでみなさんをびっくりさせて申し訳ないなと。(22日に原)監督と話す機会が...
-
10年ぶり世界一を目指すヤ軍田中にアストロズの“分厚い壁”
松井秀喜がワールドシリーズMVPを獲得した2009年以来、10年ぶりの世界一を目指すヤンキース。 田中将大(30)は10月1日(日本時間10月2日)に開幕するプレーオフでエース級の活躍を期待されているものの、チームと自身にと...
-
原G左うちわで長期政権も視野 “松井監督”はしばらくお預け
巨人が優勝へのマジックを18に減らした。 29日の広島戦。2―1の三回無死一、二塁から丸がフェンス直撃の適時打を放つと、岡本が3ラン、大城が2点適時二塁打で広島先発の大瀬良をKO。さらに丸が2番手・塹江から満塁本塁打を放ち、...
-
ゴジラ以来の20号 ヤクルト村上を刺激するルーキーの存在
四半世紀ぶりの「記録」だそうだ。 3日、ヤクルトの村上宗隆(19)が広島戦で今季20号となるプロ初の満塁本塁打。高卒2年目以内の20本は1994年松井秀喜以来、25年ぶりの快挙となった。 メジャーでも活躍したゴジラを...
-
八村塁もいずれは大富豪 NBA選手の副収入が“ハンパない”
「野球の人材をバスケットボールに取られちゃうんじゃない?」 ゴジラ松井がこう言った。昨23日に米ペンシルベニア州で野球教室を開催。米プロバスケットボールNBAのドラフト会議で、ウィザーズから日本人として初めて1巡目指名(全体9...
-
ダルビッシュは審判に“どこがボールじゃ!”と悪態をついた
前回までは田中将大(30=ヤンキース)の話をしましたが、同じくメジャーに行った投手だと東北高校のダルビッシュ有(32=カブス)も印象に残っています。 彼の場合はボールが速いというより、とにかく器用。カーブ、スライダー、シュー...
-
権藤博×二宮清純 平成“トルネード旋風”野茂英雄を語る<3>
平成7年となった1995年、ドジャースに入団した野茂英雄(50)はメジャーで2度のノーヒットノーランを達成する。1度目はメジャー2年目のコロラド・ロッキーズ戦。敵地クアーズフィールドは標高1600メートルの高地に立ち、打球がよく飛ぶ...
-
菊池雄星のボラス氏も 大物代理人と球団のただならぬ関係
メッツが主力選手5人の代理人を務めるバン・ワジネンをGMに指名したことは、大物代理人の球団に対する影響力の大きさを再認識させる出来事だった。 有力代理人と球団が緊密な関係にある例は他にもある。その代表例がスコット・ボラス(写...
-
ソト天井打に実況絶叫も…東京ドームの限界を評論家が指摘
「衝撃のシーン、凄まじい打球でした!」 日米野球で来日中の外野手、J・ソト(20=ナショナルズ)が、11日の試合で東京ドームの天井に打球(記録は右飛)をぶち当てると、中継アナウンサーは絶叫した。8日の巨人とのエキシビションに続...
-
原監督は明言も…巨人・岡本「来季三塁構想」の信ぴょう性
侍ジャパンの岡本和真(22)が9日の日米野球初戦に「6番・三塁」で出場。4タコだった。 巨人では今季チームで唯一、全試合に出場。史上最年少で3割30本塁打100打点(.309、33本、100打点)を達成した。一塁、三塁、左翼...