新・鬼の遺言
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高橋純平を生で見たら気になるところが3つあった
開催中のセンバツで話題の最速152キロ右腕、県岐阜商の高橋純平(3年)の初戦をネット裏で見た。 最速は150キロと表示されたものの、私の見たところ、MAXは147キロほど。直球よりブレーキの…
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甲子園21世紀枠快進撃の条件
夏とは違う春の甲子園の特徴のひとつに「21世紀枠」がある。01年から導入され、今年の3校を含めると、計39校が甲子園の土を踏んでいる。 文武両道、部員不足などの困難を克服、あと一歩で甲子園の…
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似ているようで正反対 メジャー帰り黒田と松坂の「光」と「影」
【連載コラム 小倉清一郎「新・鬼の遺言」】 ソフトバンクの松坂大輔と広島の黒田博樹。この2人が宮崎と沖縄のプロ野球キャンプを沸かせた主役だろう。 同じように「メジャー帰り」の2人だが、…
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松坂の投球フォーム 悪癖が抜けずに悪循環に陥ってる
プロ野球がキャンプインしてから、9年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンクの松坂大輔に電話をしてみた。横浜高校を退任した私は現在はフリー。松坂を激励したいと思った。 「宮崎におまえを見に行くよ」…
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一足早いセンバツ予想 注目は県岐阜商より龍谷大平安の高橋
去る23日にセンバツ甲子園(3月21日開幕)に出場する32校が発表された。 昨秋の明治神宮大会を制した仙台育英と近畿大会優勝の天理が軸。仙台育英は投打の柱がいる。天理は元近鉄の中村良二コーチ…
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横浜高野球部を支える 渡辺監督「裏」の顔
同級生の渡辺元智監督の話をしよう。辞める時は一緒だとどこかで思っていた。2人ともに70歳だが、やはり同時には辞められなかった。渡辺なくして横浜高校野球部は成り立たない。渡辺は私に野球の指導に専念させ…
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今まで知らなかった! 「神奈川無名会」のそうそうたるメンバー
指導者生活41年。8月で横浜高校を退任した今年は節目の年だった。 いい潮時と思う一方で心残りもある。現在在籍している中には、シニアなどの中学野球関係者が「小倉に預ける」と言って入学してくれた…
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青森で松坂2世を見つけた
フリーの指導者として、これまでに行った高校の中に、松坂大輔(34=現ソフトバンク)になりうる逸材を発見した。 青森・弘前学院聖愛の1年生左腕・伊藤瑠君だ。他に好投手が2人いるため、まだエースでは…
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教え子・成瀬がロッテからヤクルトに 本音は残りたかったはず
8月いっぱいで横浜高校を退任して3カ月が経過した。そのうちの約半分の40日間は、青森、静岡、滋賀、熊本、鹿児島の高校へ。島根では県の高野連からの依頼で監督への指導も行った。70歳の体で北へ南への飛行…
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「連絡もよこさないで何やってんだ!」 松坂を怒鳴りつけた
■ソフトバンク入りが濃厚!? メッツからFAとなっている教え子の松坂大輔が日本球界復帰か? と騒がれている。今季は主に救援で34試合、3勝3敗1セーブ、防御率3.89。報道によると、古巣の西武…
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高卒選手に甘くないプロの世界 中心選手はわずか1割
10月23日のドラフト会議で横浜高校最後の教え子、浅間大基と高浜祐仁が、ともに日本ハムから指名を受けた。 このチームには、先日のクライマックスシリーズでもスタメン出場した同校OBで高卒3年目…
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真似る高校生が多いが…やめた方がいい巨人坂本の打法
9月に北大津と弘前学院聖愛に臨時コーチとして招かれ、実戦で役立つプレーを教えた。両校は滋賀2位、青森2位で来春のセンバツへとつながる近畿大会、東北大会に出場する。私も携わった甲斐があるというものだ。…
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勉強は大事ですか?」中学生に質問されて、そういえば…
■500人の前で講演 9月25日に横浜市の鶴見公会堂で講演会を行った。タイトルは「低迷していた横浜高校野球部を全国屈指の強豪校に育て上げた指導力、松坂大輔を筆頭に数々のプロ野球選手を育て上げた…
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青森・聖愛で質問攻めに 最近の横浜ではなかったこと
青森の弘前学院聖愛で4日間教えてきた。 前回は短期間ですぐに実戦で役立つ中継プレーの「バックホーム」編をやった。今回は第2弾。「バックサード」編だ。この2つの中継プレーの練習をやると、丸々半…
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短期集中マル秘実戦練習
8月31日をもって横浜高校を退任し、9月からフリーになった。先月30、31日は明大と法大のセレクションに横浜の選手を引率。これが最後の仕事となった。 選考会とはいえ、いい選手には春先に大学側…