真似る高校生が多いが…やめた方がいい巨人坂本の打法
9月に北大津と弘前学院聖愛に臨時コーチとして招かれ、実戦で役立つプレーを教えた。両校は滋賀2位、青森2位で来春のセンバツへとつながる近畿大会、東北大会に出場する。私も携わった甲斐があるというものだ。勝負はこれから。ぜひ甲子園に出場して欲しい。2校とも質問が多く、意識が高いと感じた。半面、気になることもあった。
ある中軸選手が、巨人の坂本勇人のように大上段の構えから打っていた。注意したが、坂本打法にこだわりがあるという。そういえば横浜にもいた。最近の高校生は坂本の打ち方をマネする選手が非常に多い。しかし、高い位置から振りにいけば、バットを一度下げてからスイングすることになる。ムダな動きがあるから速球に差し込まれる。タイトルを取ったことがある坂本が、ここ2年苦しんでいるのは、この構えが原因のひとつに見える。アマチュア選手には到底すすめられない打ち方だ。
どこへ行っても、横浜でやっていたボール回しを教えることにしている。実戦で役立つ多くの種類があるからだ。
①全員がベースから7、8メートル後ろに守り、右回りと左回りでボールを回す。