経済ニュースの核心
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SBIがブチ上げた「第4のメガバンク構想」は実現するか
「国内外のさまざまなフィンテックを活用し、地域金融機関と『第4のメガバンク』構想の実現を目指す」。都内の講演で3日、こう大見えを切ったSBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長。そのいわば「名刺代わ…
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検査データ改ざん“再建途上”ユニチカの株価の底が見えない
繊維業界の名門、ユニチカで品質不正が発覚した。水切り袋や防水テープなどで使うポリエステル短繊維や不織布製品計76品目で検査データを改ざんしたり、不都合なデータを除いて平均値を測定したりしていた事案が…
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ユニゾHD巡るTOB合戦に不気味な 「モノ言う株主」の存在
旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けられていたみずほグループ系の不動産会社、ユニゾホールディングス(HD)に「白馬の騎士」(ホワイトナイト)が登場した。ソ…
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火の車「レオパレス21」7月入居率デッドライン目前に迫る
まさに重大局面に差し掛かりつつあるといったところか。施工不良問題に揺れるサブリース大手のレオパレス21。7月の入居率は前月比0.73ポイント落ち込んで80.67%にまで低下、「デッドライン」(業界関…
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「ヤマトHD」の誤算 2四半期連続で営業赤字に陥った背景
宅配クライシス――ネット通販の拡大に伴う取扱荷物数の急増に配送体制が追い付かず、一時はサービス網の崩壊さえ取り沙汰された宅配便最大手のヤマトホールディングス(HD)。“総量規制”や大口の法人顧客を中…
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福島第2原発は廃炉へ…「東京電力HD」原発戦略は背水の陣
福島県から原発が消える。東京電力ホールディングス(HD)が福島第2原子力発電所全4基の廃炉を決めたためだ。 これにより震災後に廃炉方針が打ち出された国内原発数は、過酷事故を引き起こした福島第…
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業績悪化の曙ブレーキを待つ経営再建までの長い道のり
経営難に陥っていたブレーキ大手、曙ブレーキ工業の再建にほぼ道筋がついた。 日本政策投資銀行や三菱UFJ銀行など3メガバンクが出資する事業再生ファンドによる200億円の優先株増資の引き受けが決…
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ユニゾにTOB開始 みずほグループに喧嘩を売ったHISの勝算
「敵対的」となる可能性が濃厚だ。旧日本興業銀行(現みずほ銀行)系の不動産会社、ユニゾホールディングス(HD)に対するTOB(株式公開買い付け)を開始したエイチ・アイ・エス(HIS)。8月23日までの間…
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まず三菱UFJとSMBCが 3メガ銀行ATM“トリプル開放”は茨の道
オートマチック・テラー・マシンというのが正式名称らしい。直訳すれば「自動窓口機」といったところか。ATM(現金自動預払機)のことだ。 三菱UFJ銀行と三井住友銀行が9月22日から、店舗外AT…
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1億円プレーヤー過去最高更新 輩出企業それぞれのお家事情
カルロス・ゴーン日産自動車前会長の逮捕・起訴で注目を集めた有価証券報告書の役員報酬個別開示。年間1億円以上の報酬を得た役員を対象に2010年3月期決算企業から開示が義務付けられている制度だが、19年…
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再編激化のドラッグストア業界 首位交代も“三日天下”濃厚
ドラッグストア業界の首位が交代した。2019年5月期決算で「ツルハドラッグ」や「くすりの福太郎」などを展開するツルハホールディングス(HD)が前期比16.2%増となる売上高7824億円を計上。779…
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みずほとレオパレスの「走りながら考える」は偶然の一致?
果たして「偶然の一致」か「天の配剤」か――。 今年5月15日に新5カ年経営計画を打ち出したみずほフィナンシャルグループ(FG)。2019年3月期で前期比14%減の3933億円にとどまった連結…
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マツキヨvsスギ ドラッグストア再編「ココカラ」の行方は
果たしてどちらを「伴侶」に選ぶのか。ドラッグストア業界大手の一角、ココカラファインを巡るマツモトキヨシホールディングス(HD)とスギHDによる争奪戦が幕を開けた。双方が自社と経営統合した際の競争優位…
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日本郵政株3度目の売り出しで「野村証券外し」の影響度は
政府が保有する日本郵政株の追加売却が決まった。2015年11月のIPO(新規株式公開)を含め3度目の売り出しで、早ければ9月にも実施。最大約10.6億株を放出し、1.2兆円超を調達したい考えだ。これ…
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混迷LIXIL「瀬戸前社長vs潮田会長」経営権の行方どうなる
東京証券取引所に上場する3月期決算会社の株主総会シーズンが幕を開ける。派手なM&Aを繰り返しながら11年ぶりの最終赤字に転落したRIZAPグループや上場以来、初の減益に陥った衣料品ネット通販のZOZ…
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価格差80倍超が1年以上も…「金高・銀安」が続く不気味
金と銀。「色は違ってもメダルの価値は変わらない」とは、銀メダリストの健闘を称える五輪報道のいわば常套句だが、無論、実際の取引価格は天と地ほどにも違う。金と銀の価格差が広がり、このところ歴史的ともいえ…
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機関投資家を落胆させた ホンダ「4つのサプライズ」表面化
機関投資家らの間で、ホンダが先週開示した19年3月期決算(国際会計基準)への波紋が広がっている。「4つのサプライズ」(生保筋)が表面化したためで、しかも中身は「いずれもネガティブ」(同)。株価は冴え…
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旧村上ファンドが虎視眈々 日立製作所が日立化成を売却へ
日立製作所が発行株の51%超を握る上場子会社で化学大手の日立化成を売却する方針を固めた。すでに水面下で手続きを進めており、今月中にも新たな出資先を募る入札を開始する。あらゆるものをインターネットにつ…
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衝撃の日銀リポート 10年後“地銀6割が最終赤字”に怨嗟の声
国内借り入れ需要の減少が現状のペースで続いていけば5年後の2023年度には2割強、10年後の28年度には6割近くにも上る地銀が最終赤字に陥る――。日銀が17日に公表した半期に一度の報告書「金融システ…
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26日に経済同友会代表幹事に就任 桜田謙悟氏の評判と実績
失言や妄言を繰り返した揚げ句、今月10日、事実上更迭された桜田義孝五輪担当相。「復興以上に大事なのは高橋さん」。自民党・高橋比奈子衆院議員の政治資金パーティーでのこの発言で一発退場となった形だが、そ…