経済ニュースの核心
-
山田養蜂場“パパ活”専務逮捕で経営に大打撃…グループ企業向け貸し付けが今後の課題
健康食品会社「山田養蜂場」(岡山県鏡野町)の山田英生社長の次男で、専務取締役の山田満生容疑者(33)が10日、東京都迷惑防止条例違反と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで警視庁生活安全特別…
-
コベナンツ開示に揺れる銀行 貸し手を守るはずがもろ刃の剣に…融資先企業は戦々恐々
企業が銀行から融資を受ける際に、条件として設定されるコベナンツ(財務制限条項)の開示を巡り、金融界が揺れている。 発端は、6月末に金融庁から「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正(案)…
-
自民・萩生田氏が発言「NTT完全民営化」なら“澤田王国”完成へ…狙いはGAFA級企業の実現か
自民党の萩生田光一政調会長は7月25日の党会合で、NTTについて、「完全民営化の選択肢を含め議論していく」と述べ、政府が保有するNTT34.25%(3月31日現在)を売却し、防衛財源に充てる考えを示…
-
オフィスビルやホテルも開業相次ぐ 世界水泳に沸く福岡に持ち上がった意外な“副作用”
世界のトップスイマーが一堂に会した世界水泳選手権が30日まで福岡市で開催されている。大会の模様はテレビ放映され、会場のマリンメッセは一大観光地の天神・中洲にも近く、さぞ地元は潤っているのかと思いきや…
-
金融緩和の「見直し」になかなか動かない植田日銀総裁の本音とは?
植田和男日本銀行総裁が金持ちであることが明らかになった。日銀が7日に公表した植田氏の4月9日時点の保有金融資産は、投資信託が「5000万円超1億円以下」、その他金融商品が「2500万円超5000万円…
-
預かり資産は652兆円…日本カストディ銀行前社長の不正とは
ドラマ「半沢直樹」さながらの銀行トップの不正が金融界の話題となっている。日本カストディ銀行は、昨年12月に退任した元取締役について、社内調査で不正があったと6月9日に公表した。リリースでは名前は伏せ…
-
「らくらくホン」で知られるFCNT倒産の裏側 大幅な円安で再生計画が瓦解
「らくらくホン」や「arrows(アローズ)」シリーズなどで知られる携帯会社「FCNT」(神奈川県大和市)が東京地裁に民事再生法を申請し、倒産した。負債総額は関連企業合計で2000億円を超える。 …
-
コスモエネルギーとSBI新生銀行 買収防衛策で問われる「少数株主の権利」のあり方
石油元売り大手「コスモエネルギーホールディングス」の株主総会が22日に開かれ、旧村上ファンド系に対する「買収防衛策」が可決された。 旧村上ファンド系の投資会社「シティインデックスイレブンス」…
-
大手自動車部品メーカー「マレリ」の苦境は続く…仕入れ先2500社に債権カットの懸念も
2021年12月期の大幅赤字で債務超過となり、22年6月24日に民事再生法の適用を申請した大手自動車部品メーカー「マレリ」。負債1兆円超の大型倒産として注目されたが、法的整理を経てもなお状況は流動的…
-
「エステー」が脱創業家で10年ぶり社長交代 増収増益予想で退く意図は?
エステーが10年ぶりの社長交代を発表した。創業家出身の鈴木貴子社長に代わり、常務執行役の上月洋氏が6月20日に就任する予定だ。 「エステーの2024年3月期通期連結は増収増益を予想。手元資金は…
-
セゾン投信の「積立王子」こと中野晴啓会長退任の裏にスルガ銀行あり
セゾン投信は5月31日の取締役会で、6月1日付で創業者の中野晴啓会長の退任を決めた。中野氏は、親会社のクレディセゾンのドン・林野宏会長と経営の路線を巡り対立したとされ、「不本意な退任だ」(中野氏)と…
-
上場企業の銀行なのに特別扱い?「不滅の日銀」の雲行きが危なくなってきた
「日銀は永久に不滅です」 巨人の長嶋茂雄氏の名言「巨人軍は永久に不滅です」をもじって、日銀をこう揶揄する市場関係者がいる。 その「不滅の日銀」が5月29日に発表した2022年度の決算は…
-
メガバンクが中途採用を積極化のなぜ…前年度比3倍以上に急拡大の本音
今春、メガバンクである中途採用が話題となった。某メガバンクで広報を担当していた中堅社員が、他のメガバンクの広報部に転職したのだ。 「広報部はトップと直結する部署で、外に向けた顔でもある。社内外…
-
SBI新生銀の非上場化は買収当初から計画されていた 北尾・五味“連携プレー”で公的資金返済へ
SBIホールディングスは12日、50%強の株式を保有するSBI新生銀行に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し、上場廃止にすると発表した。一般株主が持つ最大27%分の株式取得をめざす。取得額は15…
-
金融界で囁かれる「トヨタ銀行創設」の現実味 名古屋市長選に意欲の大塚耕平議員が過去に発言
参議院の愛知選挙区選出の大塚耕平議員(63)が次の名古屋市長選に立候補する意向を表明した。大塚議員は1959年、名古屋市生まれ。旭丘高校、早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本銀行の職員を経て、200…
-
「サイレントバンク・ラン」という新型の預金流出…国際的な銀行規制強化は難題だ
米地銀の預金流出が止まらない。発火点となったのは3月10日のカリフォルニア州「シリコンバレー銀行(SVB)」の経営破綻だ。同行は増資失敗報道直後の9日に経営危機がツイッターで拡散され、わずか1日で5…
-
「出前館」は5期連続赤字…ウーバーイーツ1強で勢いに陰り
ダウンタウンの浜ちゃんや生見愛瑠さんのテレビCMでお馴染みの出前館。ウーバーイーツへの対抗馬として期待されたが、収益は低迷している。12日に発表した2023年8月期の連結最終損益見込みは169億円の…
-
東京メトロは“国交省天下り官僚”のたまり場…完全民営化して体質は変わるのか?
国土交通省の元事務次官(東京メトロ会長)が、空港施設の運営会社に省のOBを次期社長にするよう求めたことをめぐり、国土交通省は、元次官に聞き取りを行った結果、人事介入の疑いを招きかねない発言が確認され…
-
フジテック創業家会長追放の舞台裏 物言う株主オアシスとの闘いは「第2ラウンド」へ
エレベーター大手のフジテックは3月28日、創業家出身の内山高一会長を同日付で会長から解職したと発表した。全株式の17%を握る香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が会社と創業家の間に疑わしい取…
-
社長逮捕のSODが陥った苦境…コロナ助成と不動産売却で決算を繕うも万事休すか
東京・歌舞伎町の飲食店で、無許可で女性従業員の接待を伴う営業をしたとして、警視庁保安課は16日までに、風営法違反(無許可営業)の疑いで、アダルトビデオ(AV)制作販売会社「ソフト・オン・デマンド」(…