羽川豊の視点 Weekly Watch
-
東京五輪でのメダル取得にかかわらず、1ストロークにかける必死さが感動を与える
先週の男子ツアー「KBCオーガスタ」終盤は、ドラマチックで見ごたえがありました。 日本ツアー初優勝を遂げたスコット・ビンセント(ジンバブエ)が最終18番パー5でドライバーを左の崖下に曲げるト…
-
全英女子OPでは一時首位に…渋野日向子のゴルフはいいのか悪いのか
今年の全英女子オープン会場は、全英オープンで数々の悲劇が繰り広げられたスコットランドのカーヌスティGLです。 いったん名物の風が吹けばスイング中に選手の体がぐらつき、ショット、パットとも思い…
-
8.19開幕全英女子OPでの数々の“悲劇”…本場リンクスの強風はトップで体がぐらつく
今週はメジャー大会の全英女子オープン(19日開幕)があり、日本人選手は畑岡奈紗、渋野日向子、原英莉花、古江彩佳ら7選手が出場予定です。 会場はスコットランド北部にある北海に面したカーヌスティ…
-
東京五輪「銀」稲見萌寧に期待するこれから 国内ツアーで十分稼げるが…
東京五輪ゴルフ競技は稲見萌寧が男女合わせて日本人初のメダリストに輝きました。 大会2日目からメダル圏内につけて、5打差3位タイ発進の最終日は12番からの4連続を含む9バーディー(3ボギー)を…
-
五輪への熱い思いがメダルにつながる グリーンのクセを早く読み切れ
東京五輪の男子ゴルフは米国のザンダー・シャウフェレが金メダルを獲得しました。 終盤はティーショットが乱れ、2位と1打差で迎えた最終18番パー4も右に曲げて、2打目はラフからフェアウエーに出す…
-
ゴルフ代表の松山英樹と星野陸也は異様な重圧をはねのけることができるか
東京五輪が開幕し、各競技とも連日激しい熱戦が繰り広げられています。 男子ゴルフは酷暑の霞ケ関CC(埼玉)で29日から始まり、日本代表は松山英樹と星野陸也が出場します。 メダル候補に挙…
-
C.モリカワや青木功プロも メジャーで戦うには自分を追い込む猛練習が必要
今年の全英オープンは24歳のコリン・モリカワ(米国)が、昨年の全米プロ同様に初出場初優勝を遂げて早くもメジャー2勝目(米ツアー通算5勝目)です。 イングランドにある会場のロイヤルセントジョー…
-
松山英樹コロナ陽性…体調が万全でなければ酷暑の東京五輪は集中力が続かない
松山英樹がコロナ陽性のため、今週のメジャー「全英オープン」(15日開幕)をキャンセルすることになりました。 気になるのは、29日から始まる東京五輪ゴルフ競技に出場できるか、です。今年は目標に…
-
日本の若手にもキム・ソンヒョンのような高い目標を持って欲しい
今年の日本プロゴルフ選手権は22歳と若い韓国のキム・ソンヒョンが逆転で日本ツアー初優勝を挙げました。 最終日はピンチで絶妙なアプローチを見せ、最終18番パー4(462ヤード)ではドライバーを…
-
東京五輪のゴルフ競技は炎天下での戦いに…コース攻略より暑さ対策がカギ
東京五輪ゴルフ競技の日本代表4選手がそろいました。男子は松山英樹と星野陸也。女子は畑岡奈紗と稲見萌寧です。 新型コロナウイルス感染の影響もあって出場選手はみな、都心の選手村から移動になるとみ…
-
星野陸也は4日間戦い抜いた3度目のメジャー挑戦が自信に
先週はジョン・ラームがメジャー初優勝を遂げました。スペイン人選手の全米オープン勝利は初の快挙です。直前の「メモリアル・トーナメント」では3日目が終わって2位に6打差の単独首位に立ちながら、コロナ陽性…
-
全米オープンではアプローチとパターが成績のカギを握る
今週は今季メジャー3戦目の全米オープン(17日開幕)です。1月に行われた「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」と同じ米カリフォルニア州トーリーパインズGCが会場です。 先の全米女子オー…
-
笹生メジャーV タフな舞台で光ったパワフル縦振りスイング
「全米女子オープン」は、笹生優花と畑岡奈紗の2人がともにメジャー初優勝をかけてプレーオフを戦うという日本のゴルフファンには最高の展開になりました。 笹生が19歳351日の大会最年少記録で制しま…
-
プロアスリートは情報を発信し続けなければいけない
「ミズノオープン」でツアー初優勝を遂げ、全英オープンの出場権を獲得したJ・パグンサンのプレースタイルが話題になっています。 変異株が出てくるなどいっこうに収束のめどが立たない新型コロナウイルス…
-
コントロールショットが光ったミケルソンの冷静な戦い方
50歳のフィル・ミケルソンが見事にメジャー最年長優勝記録を53年ぶりに更新し、ベテランの味が光りました。 総距離はメジャー史上最長の7800ヤードを超え、飛ばし屋が有利と思われました。 …
-
松山英樹の新たなテーマは「メジャーにいくつ勝つか」
「ウェルズ・ファーゴ選手権」11位、「AT&Tバイロン・ネルソン」13位と2週続けて小平智が好成績を収めて、やっと本来のゴルフに戻ってきました。 ここ2年は予選落ちの連続で、そのうえ昨季はコロ…
-
渋野日向子は今「スイング改造の壁」に当たっている
男子ツアーはプロ4戦目の23歳、片岡尚之がプロ初優勝を遂げました。 選手会が主催した新規大会「ジャパンプレーヤーズ選手権」の初代チャンピオンです。優勝賞金1000万円は通常大会と比べると安い…
-
稲見萌寧の発言は残念…プロは機会があれば海外挑戦すべき
先週の女子ツアー「フジサンケイレディス」は稲見萌寧が今年に入って早くも4勝目をマーク。 開幕戦から8試合に出場して勝率は実に50%になります。 勝ち方も逆転あり、プレーオフあり、逃げ…
-
松山Vで明確に プロは勝つことでいろんな景色が見えてくる
松山英樹のマスターズ優勝から、日本男子ツアーの若い選手に自信がみなぎっているように感じられます。 昨年プロ転向した22歳の金谷拓実が、先週の「東建ホームメイトカップ」でアマチュア時代を含めて…
-
松山英樹マスターズVはチャンスを待つ我慢と判断力の賜物
マスターズ8年連続10度目の松山英樹がついにやりましたね。アジア人初のグリーンジャケット獲得です。もちろん日本ゴルフ界の日本人プロによるメジャー優勝という悲願を達成して、多くの人が感動をもらいました…