持丸修一 76歳名将の高校野球論
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例年より遅れている梅雨入りが専大松戸にプラスに働きそうな理由…夏の千葉県大会開幕まで残り1カ月
夏の千葉県大会開幕まで1カ月を切りました。 現時点で各校の実力は拮抗しているため、残りの時間の使い方が命運を分けることになる。さまざまな試合展開を予測し、状況に応じた練習を日々積み重ねていま…
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梅澤よ、どうして我慢して投げ続けたの?春季関東大会直前に発覚したエース格の足指骨折
26日に閉幕した春季関東大会。我々、専大松戸(千葉)は東海大相模(神奈川)との初戦で敗れてしまいました。 勝負事ですからもちろん悔しいのですが、「次につながる負け」だった。その点では実りがあ…
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関東大会進出と同じくらい嬉しい教え子の活躍...巨人・高橋礼の「人生ベストボール」を振り返る
おかげさまで専大松戸は春季千葉大会を制し、18日開幕の関東大会に進むことができました。初戦は東海大相模さんとの対戦です。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。 関東大会進出と同じくら…
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何でも時代に合わせることが正解とは思わない。走り込みを重視した指導法は堅持したい
さる21日に行われた春季千葉大会の木更津総合との初戦は延長十回、タイブレークの末に3-1で競り勝つことができました。 最速147キロの右腕・梅沢翔大(3年)がよく踏ん張った。初回に捕逸も絡ん…
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むやみに気を使い、おだててその気にさせるだけが指導ではない
春季千葉大会の開幕が迫っています。 夏の千葉大会のシード権が懸かっているだけに、できる限り好成績を狙いたい。決して手を抜くことのできない大事な試合ですが、私は大会に向けて調整のために練習の強…
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ミスをした選手を責めないでください。敗因は個人じゃなくてチーム力
今春のセンバツは健大高崎(群馬)の春夏通じての初優勝で幕を閉じました。 今大会から低反発バットが導入されたことで、打球の速度と飛距離が落ち、戦略面で大きな変化がありました。それらの考察はまた…
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低反発バット導入で高校野球が大きく変わる…今春センバツが指導者間で大注目されているワケ
18日に開幕する春のセンバツは、全国の高校野球指導者の間で例年以上に注目を集めています。もちろん、私も固唾をのんで見守るそのひとり。なぜなら、今大会から「低反発バット」が導入されるからです。 …
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選手は真面目すぎるよりも、ヤンチャなほうが成長する。それぞれ指導法を分けている
【前回】選手の「交際禁止」なんてバカバカしい 指導者側にもメリットよりデメリットの方が大きい からつづく。 ◇ ◇ ◇ ヤンチャな子ほど、野球の技術も人間性も成長しやすい──。 …
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選手の「交際禁止」なんてバカバカしい 指導者側にもメリットよりデメリットの方が大きい
先日はバレンタインデーでした。 日本で女性が男性にチョコレートを渡すことが定着したのは昭和40年代とのこと。すでに60年ほどの歴史があるそうです。専大松戸高でも毎年、マネジャーが部員や指導者…
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プロ入りした13人の教え子はみな支配下指名 それでも「高卒育成入団」を否定しない理由
【前回:教え子の上沢直之がレイズとマイナー契約「そんなに挑戦しなくても…」と思ったが、ハッとした】からつづく。 ◇ ◇ ◇ 「高卒での育成入団について、どう思うか」 たびたび…
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教え子の上沢直之がレイズとマイナー契約「そんなに挑戦しなくても…」と思ったが、ハッとした
今回は日本ハムから米レイズとマイナー契約を結んだ教え子、上沢直之について書きます。 上沢が専大松戸に在学していたのは、今からもう10年以上前のこと。中学の軟式野球部時代は補欠で、野球のルール…
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「足が速い」と「走塁がうまい」は別モノ 打てなくても点が取れる野球を目指す
新年、あけましておめでとうございます。今年もなにとぞ、よろしくお願いします。 専大松戸の野球部は春のセンバツへの出場はかないませんでしたが、その分、すでに夏に目を向けて厳しい練習の日々を過ご…
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教員の働き方改革はけっこうだが…「公立校の部活動制限」には危機感が募る
声を大にして、言いたいことがある。私は、「公立校の部活動制限」はどうかなと思っているひとりです。 国は2018年、公立中学に対し、部活は「週2日以上の休養日を設けること」「活動時間は平日2時…
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対外試合禁止期間の投手育成法とは…妥協も容赦もしない徹底的な走り込み
12月になり、対外試合の禁止期間に入りました。高校球児の成長は雨後のタケノコのごとし。試合ができなくても練習次第では見違えるほどに進化できます。今回は冬の間の投手の取り組みについてお話しします。 …
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チーム内の競争を煽り、選手を成長させるあの手この手
「このままじゃ、甲子園なんて夢のまた夢だ!」 このところ、私が口を酸っぱくして選手たちに言い聞かせている言葉です。 秋季関東大会を初戦敗退したことで、来春のセンバツ出場の機会を逃しまし…
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教え子に恨まれようが、時には「プロ志望届を出すべきではない」と伝えています
プロ野球の一大イベント、ドラフト会議が終わりました。 今年は支配下72人、育成50人が指名され、プロ野球選手として第一歩を踏み出す。選手やその親御さま、指導に携わった方々は本当におめでとうご…
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秋季関東大会は初戦敗退…この敗北が「すべて私の責任」である理由
2-9の八回コールドで完敗しました。21日に行われた秋季関東大会の常総学院(茨城)との初戦です。 相手の方が一枚上手だから、厳しい戦いになると思っていました。それでも隙があれば何とか攻略して…
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常総学院との対戦に特別な感情はないが、島田監督にはある…秋季関東大会初戦の相手は前任校
21日に開幕する秋季関東大会の組み合わせが発表され、初戦は常総学院(茨城)との対戦に決まりました。 そう、2003年から07年にかけて私が指揮を執った学校です。竜ケ崎一と藤代で高校教員として…
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甲子園出場35回の名将 大垣日大・阪口慶三監督の勇退発表は胸に刺さった
21日開幕の関東大会に向け、チームの底上げに奮闘しています。そんなところに、心を揺さぶるニュースが飛び込んできました。 大垣日大(岐阜)の阪口慶三監督(79)が今年いっぱいで勇退されることで…
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秋季大会決勝での敗北は、勝利よりもはるかに価値があった
1日の秋季千葉大会決勝で中央学院に1-7で敗れましたが、まったく悲観はしていません。 勝負事だから勝つに越したことはない。そのつもりでいたけれど、負けたことで得た収穫が想像していたよりもはる…