大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯
3月場所を12勝3敗で制し、自身3度目の優勝を飾った大関大の里(24)が24日、一夜明け会見を行った。
上機嫌で現れた大関は昇進後の2場所が9勝、10勝だったことについて「大関の重圧があった」と吐露。入門3年目にして3度の賜杯を抱き、優勝回数だけなら師匠の二所ノ関親方(38)の2度を超えたが、本人は「到底追いついていない。目標は(二所ノ関)親方なので」と、謙虚な姿勢を崩さなかった。
横綱経験者の師匠に追いついたとは、口が裂けても言えないだろう。もっとも、ある1点においては、すでに稀勢の里を凌駕しているといっても過言ではない。それがメンタルの強さだ。
稀勢の里は重圧に弱く、大関とりも一度、失敗している。2011年の7~11月場所の成績で大関昇進が叶ったものの、3場所計32勝。目安に1勝足りなかった。
さらに綱とりも失敗の連続。控えで座っている時に微笑んでみるなど、手を変え品を変えてメンタル対策に試行錯誤していた。結局、悲願を叶えたのは7度目の挑戦の時だった。