開催できるのか 大阪万博「時限爆弾」
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「夢洲は本当に土地になっているの?」参加国に共有されていない“軟弱地盤”への危機感
大阪・関西万博の誘致決定時から、非常にマズイことになるだろうと予測されたのが「夢洲って本当に土地になっているの?」という疑問です。 夢洲は1991年に埋め立てが許可された人工島で、廃棄物の最…
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工期を間に合わすための“火事場のばか力”による突貫工事は「2024年問題」で不可能に
先月末、日本国際博覧会協会が準備の遅れを理由に、残業規制の除外を国に求めていたことが報じられました。厚労省は当然とはいえ、「例外は認められない」と一蹴したようです。この残業規制は、建設業界では「20…
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建設業界は人材枯渇寸前 大阪万博のために大枚はたいても職人は集まらない
大阪・関西万博の施設整備が「間に合わない!」という悲鳴に、「ならば、もっと建設業者に金を払って人材を投入すればいいのでは?」との意見があります。実際に計画後の追加工事費や入札金額の上昇など金銭面だけ…
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大阪万博が抱える困った実情 準備期間は通常の6割なのにやることは数倍
近代の万国博覧会の歴史的起源は、1851年に開催されたロンドン万博で、わが国の関わりは1867(慶応3)年の第2回パリ万博への参加から始まります。 ひと口に「万博」と言っても「登録博」と「認…
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斬新なデザインや未来的な仕様…“特殊性”を捨てなければ大阪・関西万博はもう間に合わない
大阪・関西万博の開催が危ぶまれている最も大きな要因は時間です。開幕は2025年4月13日。現在から約1年8カ月後、残り620日となります。 一般的な建築の工期なら、着工から完成まで1年もあれ…
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大阪・関西万博大ピンチ! 「電通」離脱で意思決定機関は専門家不在の“烏合の衆”
大阪・関西万博がピンチです。パビリオンなどの建設が一向に進まず、「2025年4月の開幕に間に合うのか?」と危ぶまれています。僕は今回の問題には現在のわが国全体を覆う「無責任」「他人事」「働いたら負け…