パリ五輪を目指す注目女子アスリートの履歴書
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女子ラグビー原わか花 チャレンジ精神の原点は少女時代のドブ遊び 「五輪は出場しただけで満足するつもりはない」
所属先の東京山九フェニックスで「新幹線わかば号」というキャッチコピーが付けられているように、原の持ち味はスピードだ。練習や試合でGPS装置を装着して様々な測定を行う中で、スプリントの瞬間最速は31…
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女子ラグビー原わか花「五輪を目指すのは想像以上に過酷」…一度は折れた心を再起させた妹の涙
2022年のW杯後、原は引退を考えたという。 東京五輪の1年延期に伴い、パリ五輪に向けた準備はすぐに始めなくてはいけない。女子ラグビーのワールドシリーズは目前に迫っていた。 「五輪を目…
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女子ラグビー原わか花の人生を変えた留学経験 体型を変えたフィッシュ&チップス
「楽園のような環境だった」というニュージーランドの留学を終え、高校2年の秋に帰国した原は、厳しい現実に直面した。 「めちゃくちゃ太っていたんです……。現地の揚げ物『フィッシュ&チップス』が大好き…
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女子ラグビー原わか花「反対されるかも…」親戚一丸で祖父に隠した高校からのラグビー挑戦
ラグビーに挑戦するため、生まれ故郷の新潟を離れ、島根にある石見智翠館へ入学した。 ただし、「反対されるかもしれない」という理由で父方の祖父には内緒にしていたという。 「親戚の方たちも協…
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女子ラグビー原わか花 テレビ中継を目にして「コレだ!」 すぐさま強豪校に資料請求、競技人生の幕が開いた
祖父母の家のこたつでミカンをつまみながら眺めていたスポーツ中継が人生を変えた。中学2年の冬だった。 新潟県新潟市で3人姉妹の長女として誕生。市立荻川小時代にダンスと陸上、市立新津第二中に上が…
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体操・杉原愛子「ブランクを経てレベルアップした姿を見せたい」 全日本選手権は明日開幕
杉原が目指す3度目の大舞台、パリ五輪は特別な位置づけにある。 初めてのリオ五輪は憧れの場として挑戦の意味合いが強かった。2度目の東京五輪は選手生命を懸けた手術を乗り越えた上で、自国開催。集大…
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体操・杉原愛子が開発 性被害対策と実用性を兼ねた「新型ユニホーム」で業界に新風吹き込む
東京五輪を終え、やはり、大勢の観客の前で演技をしてから競技生活に一区切りをつけたい。そう決意して臨んだ2022年6月の全日本種目別選手権(ゆか)に出場し、銀メダルで有終の美を飾った。 「選手活…
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体操・杉原愛子「実は、東京五輪で引退するつもりだったんです」
2020年夏に予定されていた東京五輪は土壇場の3月下旬に急遽、翌夏への延期が決定した。 競技によっては五輪切符を手にしていた選手もいれば、間近に迫った代表選考に臨もうとピークを合わせていた選…
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体操・杉原愛子は2大会連続五輪出場も「私はセンスや才能がある方じゃない」の真意
大阪府東大阪市で兄と姉に次ぐ末っ子として育った。4歳から地元のスポーツクラブで体操を始めたのは、先に習っていた姉の影響だ。当時のことに話が及ぶと、杉原は苦笑混じりにこう話す。 「先生が中国人の…
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「私が一番ビックリ」体操・杉原愛子が突然の現役復帰、パリ五輪出場を掲げた理由
15歳で日本代表入りしてから体操界を牽引してきた。 リオ五輪、東京五輪と2大会連続出場を経て、2022年6月の全日本選手権をもって競技生活に「一区切り」。体操競技の普及を掲げて株式会社TRy…
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大ケガでパリ五輪に黄色信号…打ち明けた胸中「チームメートは仲間であると同時にライバル」
2月2日開幕の世界水泳選手権で日本がパリ五輪切符を掴むことが確実視されているが、その大舞台に藤井が立てるかといえば、「微妙なライン」だという。 腰に椎間板ヘルニアというバクダンを抱えているか…
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クラシックバレエに体操、競泳、エレクトーンの末にたどり着いた競技人生
藤井がアーティスティックスイミングに出合ったのは小学3年の頃だった。 「もともと水泳を習っていて、そこで出会った指導者の方に、『スタイルがいいから、向いているんじゃない?』と勧められたのがキッ…
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「陸上よりも水中にいる時間の方が長い」アーティスティックスイミング日本代表合宿の“全貌”
「あっ、お気遣いなく! 私たちも言いにくいので『シンクロ』と呼んでいますから!」 笑顔でこう話すのは、アーティスティックスイミング日本代表の藤井だ。同競技はもともと「シンクロナイズドスイミング…
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水球・浦映月が「現状を知った」 世界選手権で負けたからこそ見えてきたもの
水球女子日本代表の目標は2024年パリ五輪出場だ。東京五輪は開催国枠で初出場。今回は自力で出場枠を掴み取らなくてはいけない。 そのために23日に開幕するアジア大会で優勝する必要がある(V逸の…
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水球・浦映月の高校進学は…「石川県にはおまえが必要だ」恩師の説得で“全国常勝”の男子部に
水球の選手寿命は長くない。東京五輪の女子水球日本代表の平均年齢は23.2歳だった。「限られた時間を悔いなく成長できるように」と考え、高校の進学先を埼玉県にある強豪・秀明英光高に決めた。そのことを、中…
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浦映月は水球の後から水泳を習い始めた“異端児” 東京五輪では最年少で日本代表入り
一昨年の東京五輪にチーム最年少として出場。世界の大舞台を経験した20歳は来夏のパリ五輪に照準を合わせ、牙を研いでいる。 生まれ育った石川県白山市は金沢市の南部に隣接。自然豊かな街で、市全体が…