慶応義塾の研究
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日立、富士通、三菱商事…企業内三田会「出世」「情報」「リクルート」驚異の威力
日本最強の同窓会と目される慶応三田会。その強みは数多くの有力企業に深く根を下ろしていることだ。企業内三田会の会員数のトップ10は、日立の1800人を筆頭に東京海上日動、富士通、三菱商事、損保ジャパン…
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長老OBの名誉欲発散の場? 向井千秋氏選出も不正横行「評議員選」に生まれたかすかな変化
「塾員(慶応大卒業生)にとって最も大切なイベントは4年に1回開かれる評議員選」と説明するのは慶応同窓会の中央組織「連合三田会」の役員。評議員会は幼稚舎から大学まで慶応全体の最高意思決定機関だ。評議員に…
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豊田章男トヨタ会長と破綻した旧タカタ高田重久元会長に見る「外部」と「内部」の大きな差
「塾高(慶応義塾高校)に受験して入ってきた“外部”と下から上がってきた生徒はだいぶ違う。外部のほうがずっとたくましい」と話すのは幼稚舎→普通部→塾高と内部進学した慶応大の文系教授。幼稚舎出身者同士で会…
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受験日をずらせば全付属中学に挑戦できる巧みな経営戦略
「慶応さんは商売上手。とても歯が立たない」と羨望と皮肉を込めて語るのは早稲田実業の関係者。経営的にも、優秀な人材を集める手法でも、慶応のほうがずっと長けているという。特に差を感じるのは中学受験の日程。…
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慶応内の普通じゃない系列中学校の序列 伝統ある「普通部」を「中等部」が逆転しつつある納得の理由
「ジェンダーフリーの観点からいえば、慶応はかなり遅れていた」と話すのは80代の慶応大元教授。小学校から大学院、そして研究者としてずっと慶応ですごしてきた。その歴史にもくわしい。 「慶応ボーイとい…
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慶応女子高の偏差値さらに上昇の気配…背景に芦田愛菜のイメージと東京都の高校無償化
小池百合子都知事による高校授業料の全面無償化の決定で来年度の受験戦線が大きく変わりそうだ。「都立高の難易度が下がり、相対的に私立のハードルが上がる」と話すのは大手学習塾の幹部。 「トップクラス…
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医学部に内部進学できるのはどんな学生か?「塾高」の進学枠もかつてより減少し…
夏の甲子園で107年ぶりの優勝を果たした慶応義塾高校(通称「塾高」)。4カ月近くたった今もOBたちの興奮は冷めず、60代の慶応大文系教授は同級生と一杯やれば必ず「慶応の応援歌『若き血』を合唱してバン…
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酷評されがちな慶応横浜初等部が「幼稚舎より優れている」と評価される2つの魅力
「初動から失敗しているんです」と振り返るのは慶応大の文系教授。11月22~25日に入試が行われた慶応横浜初等部のことだ。 幼稚舎に続く慶応2校目の小学校として開校したのは2013年4月。当初の…
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“金権小学校”のレッテルが貼られた早稲田実業初等部は幼稚舎を際立たせる「かませ犬」か
「慶応幼稚舎に追いつくなんて永遠にありそうもない」と悔しそうに語るのは早稲田大の元教授。早大系列唯一の小学校として早稲田実業に初等部が発足したのは02年のことだ。この元教授も創設にかかわっていた。「幼…
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慶応幼稚舎の関係者の間でくすぶる 福澤諭吉の玄孫・TBS福澤克雄氏の「コネ発言」報道
「有力者が口を利いたから合格できるなんて決してありません」と話すのは11月1~10日、入試が行われた慶応幼稚舎の関係者。 今年春、一部週刊誌でTBSの演出家・福澤克雄氏が大物俳優の子どもを名門…
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慶応幼稚舎の“お受験”は今年も過熱 コネは必ずしも必要ではなくなってきた
「今年は慶応の当たり年。こんなことは一生に一度かも」と感無量なのは慶応大の文系教授。夏の甲子園で慶応高が107年ぶりの優勝を果たしたのに続き、東京六大学野球で早稲田を破り4季ぶり40度目の優勝。神宮球…