独白 愉快な“病人”たち
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ミッキー吉野さん 糖尿病が悪化し狭心症、脳梗塞と…医師の“脅し”に助けられた
「14年後に糖尿病がひどくなるぞ」 32歳のときに人間ドックでそう言われたことが、まさか的中するとは思っていませんでした。 46歳だった1997年、持病の糖尿病の悪化から、いわゆる「狭…
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岡村孝子さん「もうダメなのかなと…」急性骨髄性白血病との闘病で一時は弱音も
2019年4月に「急性骨髄性白血病」と診断され、抗がん剤治療と「臍帯血移植」をして今に至っています。 18年の12月ぐらいからちょっと疲れやすさは感じていました。健康管理のために定期的にして…
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肺がんで余命宣告され…俳優・御木裕さんが克服までを語る「目が覚めたら医者が3人深刻な顔を」
撮影現場でひどい腹痛に襲われて、スタッフが買ってきた市販の胃薬を飲んだら、一気に状態が悪化した。たぶん倒れたんだろうな。気付いたら病院だった。腹にヌルヌルしたものを塗られて検査されていたんだ。 …
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「今なら助かりますよね?」と無意識に…桑野信義さん直腸がん手術を振り返る
昨年秋、検査で「直腸がん」が発覚しました。がん摘出手術をしたのは今年2月。一時はストーマ(人工肛門)になりましたけれど、今は自前の肛門に戻りました。 もともと大酒飲みで、これまでだいたい東京…
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小林幸子さん網膜剥離を振り返る 医師に「失明しますよ」と言われ頭が真っ白に…
これはね、もう本当に突然! 「網膜剥離」なんてビックリしました。 私、自分で言うのも何ですけど丈夫で元気なんです。何しろ検査が大好きなの。いわゆる検査フェチ(笑い)。心配性なんですかね。病気…
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「声がれ」は死活問題…立川談笑さん甲状腺がん手術選択の苦悩
マメに人間ドックを受けていたときには、毎度、中性脂肪が高めだの、肥満だ、酒の飲み過ぎだと自分でもわかっていることしか指摘されなかったので、検査しても意味がないと思って5年間ほど受けずにいたんです。そ…
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ずっと震えていた…歌手の黒木じゅんさん急性膵炎を振り返る
ある日の夜、胃から胃の裏にかけての痛みが始まり、朝にはピークに達していました。次第に手がしびれて冷たくなってきたので「これはやばい」と思って、痛み止めをもらいに病院に行こうと考えました。その日は、お…
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足だけでなく右手まで…松前ひろ子さん変形性股関節症との苦闘
今年4月19日、右足に人工股関節を入れる手術を受けました。今も週に2~3回リハビリに通っていまして、ゆっくり回復しているところです。 事の始まりは16年前に遡ります。たまたま入った整体院のマ…
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ギター講師の黒河内直樹さん語る「局所性ジストニア」との壮絶闘病
病気の兆候が表れたのはプロギタリストを目指して音楽専門学校に通っていた頃でした。4年制の最上級生で、すでに少しずつプロ活動を始めていました。 ある日、練習しようとギターを抱えて右手でピック(…
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コロナかも…ほいけんたさん細菌性肺炎の不安を振り返る
去年の1月、「100点出したら賞金100万円」というカラオケの生放送番組で、見事に100点を出したところからこの話は始まります。 番組プロデューサーから「8月末にも同じ企画をやるから2連覇を…
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「急に声が細くなって…」歌手・平浩二さん 今年患ったばかりの「くも膜下出血」を振り返る
健康にはすごく自信があったんですよ。だから、まさか脳の病気なんて自分でもビックリでした。 今年の4月5日のことでした。歌手が何組か集まって日本各地を回る夢グループのコンサートを行っていたんで…
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もうダメだと思った デンジャラス安田さん髄膜腫を振り返る
僕は医学の知識も何もありません。でも、自分の脳のMRI画像が見えた瞬間、「こりゃもうダメだ」と思いました。左右対称であるはずの脳の一部に子供の拳ぐらいの大きさの丸くて黒い影が不自然に存在していたので…
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顔が「白い」と夫に言われ…東ちづるさん胃がん克服を語る
去年の夏から胃の痛みをときどき感じていました。でも、20代の会社員時代に十二指腸潰瘍の経験があって、その症状とよく似ていたので「これは生活の乱れとストレスで潰瘍ができているな」と自己判断してしまった…
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前立腺がん克服した吉川精一さん「主治医の言葉に救われた」
「がん」と聞いた日の病院からの帰り道は、もうガックリしてしまって幽霊のようでした。勝手なイメージで「今日明日にも死んじゃう病気」だと思っていましたから、間もなく食欲がなくなって、痩せて、青白くなって仕…
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活動弁士の片岡一郎さん網膜剥離になって「厄年の意味を実感」
左目にちょっと大きめの飛蚊症があるなあと思っていたらアッという間に症状が悪化して、4~5日後、大学病院を受診したら「即入院、翌朝手術!」となりました。剥離の度合いが大きかったため、手術はしたけれど完…
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直腸がん克服 アクション俳優の松田優さん救った握力グリップ
30代前半から年に数回、便に血が絡まった感じの血便がありました。でも「トイレで気張り過ぎかな」ぐらいにしか思っていませんでした。 36~37歳になって同年代の役者仲間に相談したら、「実は俺も…
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肺がん・脳転移と闘う医師の関本剛さん「標準治療を信頼」
2019年の秋、人間ドックのつもりで受けた胸部CT検査で4センチ大の肺腫瘍が見つかり、精密検査をしたらステージ4の肺がんで、しかも、大脳、小脳、脳幹への多発脳転移も発見されました。根治を目指す治療は…
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がんで胃を全摘 元プロレスラー田上明さんが一番心配だったこと
「胃がんです。全摘がおすすめです」ってサラッと言うんだよ。それを聞いたときはショックでガーン! だったね。「全摘? ウソだろ。冗談言ってるんじゃないかこの医者……」って思ったけど、できた場所が悪かった…
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金沢大名誉教授の山本悦秀さんが振り返る大腸がんとの闘い
2012年にストーマ(人工肛門)を装着して走ったフルマラソンは本当にハードでした。でも、がんからの華麗な復活劇にハーフマラソンではちょっと弱いでしょう? だから頑張りました。「フルマラソンを完走した…
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透析が一生続くとわかって…宿野部武志さん腎不全との闘い
3歳で「慢性糸球体腎炎」という病気が見つかり、物心ついた頃には入退院を繰り返す生活でした。毎月検査をして、数値が悪くなると入院。でも自覚症状はありませんでした。 おそらく当時の腎臓病のガイド…