独白 愉快な“病人”たち
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線維筋痛症の激痛と闘う十文字舞さん「サイレンより大きな声で叫んでいた」
2019年の年末に「線維筋痛症」と診断されて以来、鎮痛剤を処方されてはいます。ただ、痛みはいつどこに出るか分からない状態が続いています。今年36歳、娘を持つシングルマザーなのに収入はなく、70歳近い…
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はるな愛さん乾癬との苦闘を語る「アルコールで現実逃避したことも」
実は今年3月末から、ついに保険の利かない高額なお薬に手を出しまして(笑)、悩んでいた「乾癬」の肌トラブルが激減したのです。ほら、肘もツルツルでしょう? ちょっと前までは肘や膝、首や背中がひどく荒れて…
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腸閉塞で絶飲食を経験した竹原慎二さん「よくボクサーやってたな」
「イレウス(腸閉塞)です。竹原さん、帰れませんよ」 そう告げられたのは今年4月、救急車で運ばれた病院でした。 その前日、ゴルフを楽しんだ後に刺し身などを食べて帰宅したら、なんとなくお腹…
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黒目があさっての方向に…癒シンガーKeikoさん多発性硬化症を語る
2012年のある朝、ベッドから起きたらなぜか真っすぐ歩けませんでした。それでも外出して、なんとか用事を済ませた帰り道、再び歩き出すとどうしても左へ左へと寄っていくではありませんか。言ってみれば、酔っ…
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お笑い評論家の西条昇さん「キンケツ症」と告げられて思わず…
2019年4月に約1カ月間、入院しました。54歳のそのときまで大病をしたことがなかったので、「いよいよ弱ってきたな」と思い、気になって54歳で亡くなった人を調べてみたんです。すると、先代の林家三平師…
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キーボーディスト都啓一さん「濾胞性リンパ腫」克服までを語る
治療を始める前、PET検査の画像に黒い部分がいっぱいあったので、医師に「これは何ですか?」と聞いたら、「全部がんです」と言われたんです。「え? スゴッ」と他人事のようなリアクションになってしまいまし…
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1年生存率3割と告げられ…心理カウンセラーの刀根健さん肺がんとの闘い
「肺がん」でステージ4を告知され、骨、肝臓、腎臓、脾臓転移さらには脳腫瘍という絶望的な状況から1カ月足らずでがんが消失し、もうすぐ5年が経ちます。普通に仕事もしています。でも、治療は人それぞれです。私…
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バイオリニスト古澤巖さんは10年前に緑内障が発覚「音楽家でよかった」と
10年ほど前に受けた人間ドックの視野検査で「視野が狭くなっていますね」と指摘されて以来、ずっと1日1回、寝る前に点眼薬をさしています。そもそも人間的に視野が狭いのに、これ以上狭くなったら困るなと思っ…
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肝硬変で余命宣告も…林葉直子さん「良くない恋愛で酒量が増えて…」
今は故郷の福岡で母と一緒に暮らしています。アルコール性肝炎で入院した42歳のとき、福岡から上京した母が「1人で住んでたら危ないから帰るよ」と、私が住んでいた都内の賃貸マンションを解約し、荷物を福岡に…
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くも膜下出血で3カ月間意識不明…T-BOLAN上野博文さん復活までの闘い
主治医の話では、自分が発見されたのは倒れてから5日後だったようです。そのときの記憶はありません。覚えているのは、新バンド(T-BOLAN休止中に活動したバンド)のリハーサルがあって、「じゃ、また来週…
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死んじゃうのかなと…ryuchellさん語るカンピロバクター腸炎の苦しみ
お腹が痛いだけじゃなくて、高熱に頭痛、関節痛に吐き気、下痢と血便が続いて「これ、治るのかな」と不安でした。胃腸炎を起こす原因菌はサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌などいろいろありますけど、「カンピロバクタ…
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言葉で仕事をしてきた自分が…ナレーターの沼尾ひろ子さん脳梗塞と失語症を振り返る
脳梗塞になったのは2006年の初夏でした。生放送のレギュラー番組4本に加え、突発的な仕事もあってとても多忙だった頃です。 たまたま土日に休みが取れたので、久々に実家に顔を出そうと車で東京から…
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副作用で妄想も…元宝塚トップスター安奈淳さん「全身性エリテマトーデス」との苦闘
「今夜がヤマです」 病院に駆け付けてくれた友人たちは医師からそう告げられて、お葬式をどうするか話し合ったそうですよ(笑)。2000年、当時53歳だった私はそんな状態でした。 31歳で宝…
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舞台上で息が苦しくなって…俳優・松尾貴史さん「肺塞栓症」を振り返る
去年の12月、生まれて初めて舞台に穴をあけました。中止となった長野県と滋賀県の公演チケットをご購入いただいた方に申し訳なく、共演者、スタッフにも多大な迷惑をかけました。 異変は、稽古が始まっ…
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大腸がんと闘う漫画家ひるなまさん「検査画像の“サイン”にピンときました」
ウサギのイラストで失礼します。出身や顔出しを一切NGにして活動している漫画家です。 「大腸がん」がわかったのは2019年の秋でした。それまで便通にはあまり問題はありませんでした。ただ、もともと…
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病名が重すぎて…看取り士会代表・柴田久美子さん語るがんとの闘い
人口が600人ほどの離島に渡って4年目の2002年、在宅ケアをする介護士として勤務していたときに「顎下腺がん」になりました。 2週間ほど微熱が続いて食べ物がのみ込めない状態になり、島にひとつ…
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市川真由美さんが語るがんとの闘い「こんな体になっても生きなきゃダメ?」と毎日泣いていた
33歳の「子宮頚がん」から始まって「うつ病」「腸閉塞」「リンパ浮腫」といろいろあって、一番最近は2019年の「乳がん」です。その間には出産があり流産もあり、42歳のときには余命宣告もありました。それ…
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LOUDNESSドラマー鈴木政行さん 脳梗塞から奇跡の復帰を語る
右半身が麻痺して、ろれつも回らなくなって、なんとかしようとあれこれ考えたけど、どうにもならなかったので「まぁいいや」と水を飲んで一晩寝ました。なので、後遺症がたくさん残っているんです……ただ、普通な…
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大腿骨頭壊死症で引退…元オリックス西浦颯大さんが苦闘を語る
異変は2020年のシーズン終盤、左のお尻まわりに筋肉痛のような痛みを感じたことでした。歩けないほどの痛みではなかったので様子を見ていたところ、数日後、一軍に呼ばれて試合に出ると左股関節の骨に痛みを感…
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園子温監督が心筋梗塞を振り返る「もう少し病院が遠かったら死んでいたかも…」
病院に運ばれて間もなく、心肺停止したらしいです。後から聞いた話では1分間ぐらい死んでいたみたい。たぶんその時だと思うけど、黄泉の国っていうのかな、ものすごくきれいな星空のような中にいて、最高に気持ち…