市販薬との正しい付き合い方
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「気・血・水」どれが不足しているかを把握して漢方を選ぶ
漢方には自分に合う・合わないがあります。「よく効くと評判だから……」といった情報をうのみにして選ぶのではなく、自分に合ったものを見極めて買わないと、せっかく買って飲んでも効かないかもしれません。 …
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自分にあった漢方薬を見極めるには「虚・実」を知っておく
「漢方が効かない」という方がいらっしゃいます。その理由として、「自分に合っていないから」というケースもあります。 漢方薬の多くは、患者の体質やその時の症状に合ったものでないと、十分に効果を発揮…
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「漢方」は日本独特の医療として発展してきた歴史がある
「漢方」というと「中国」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、実は「漢方」という言葉は、江戸時代にオランダから入ってきた西洋医学=蘭方と区別・対比する形でつけられた比較的新しい日本生まれの…
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漢方薬を安心して使うためには正しい知識を身に付ける
今回から、一般の薬店で購入できる市販医薬品(OTC医薬品)の中でも「漢方薬」を取り上げ、紹介していきます。 とはいえ、漢方は歴史も深く種類も豊富で、すべてを紹介することは難しいので、一般的に…
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1回5000万円 超高額な遺伝子治療薬の販売が医療業界に一石
薬の生い立ちを考えてみましょう。 原始時代のような大昔にはもちろん今のような薬はなく、自然界にある物=天然物を「こういう症状の時にはこれを食べたらいい」といった知恵として使用していました。い…
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市販品でどうにか…でも薬の選択や見極めが難しい場合も
これまで、一般の薬店で購入できる市販医薬品(OTC医薬品)の中でも、「スイッチOTC」を中心に紹介してきました。もともと医療用医薬品として使われていた薬を薬店で店頭販売できる一般用医薬品に転換したも…
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「下痢止め」や「便秘薬」はタイプを知って適切に選ぶ
「お腹の調子」とは、胃の調子と腸の調子を指すことが一般的です。前回お話しした胃と胃薬に続き、今回は腸と薬について紹介します。 腸の調子に関係する薬には、止痢薬(下痢止め)、整腸剤、便秘薬などが…
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市販の胃薬は症状によって3つのタイプを使い分ける
一般の薬店で購入できる市販医薬品=OTC医薬品をどんなときに買うかを考えてみると、「病院に行くほどではない」、もしくは「病院が開いていない時間に救急車を呼ぶほどではない病気やケガをして応急処置が必要…
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水虫の薬は長期にわたり適切に使い続けられるタイプを選ぶ
外用薬のOTC医薬品(一般の薬店で購入できる市販医薬品)のひとつに「水虫の治療薬」があります。水虫は一度かかってしまうと、治し切るのに時間がかかる病気です。そのため、薬の選択は重要です。 水…
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虫刺されの外用薬「ステロイド」が含まれているかを確認
一般の薬局やドラッグストアで購入できる市販医薬品=OTC医薬品の代表例として、「虫刺されの薬」をイメージされる方も多いのではないでしょうか。 スズメバチやチャドクガの毛虫といった重症化する危…
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市販薬で知っておくこと 資格と種類で購入方法は変わる
薬には入手するのに処方箋が必要な医療用医薬品と、処方箋がなくても一般の薬店で購入できる市販医薬品(OTC医薬品)があります。ただ、OTC医薬品の中にも種類があり、すべてのOTC医薬品がいつでもどこの…
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セルフメディケーション税制 覚えておくべき2つのポイント
医療用医薬品から一般の薬店で購入できる市販医薬品(OTC医薬品)になった医薬品を「スイッチOTC医薬品」といいます。年間で1万2000円以上のスイッチOTC医薬品を購入した場合、セルフメディケーショ…
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副作用を利用 花粉症薬が睡眠改善薬として転用されている
薬の中には「副作用」を逆手に取って、本来使われてきた症状とは別の症状に使うようになったものがあります。 市販の睡眠改善薬もそのひとつです。いよいよ本格的な花粉症シーズンが到来して、鼻水、くし…
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スイッチOTCが多い外用鎮痛薬は合ったものを選びやすい
医療用医薬品として使われていた薬が市販薬に転換したもの=スイッチOTCの一覧を見てみると、「鎮痛薬」が多いことがわかります。 「痛み」は主観的ですので、痛みのコントロールはセルフメディケーショ…
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ヒルドイドは全く同じ成分と濃度の市販薬を安く購入できる
セルフメディケーションが進まない日本では、病院で薬を処方してもらいたがる人が多くいます。医療用とまったく同じ成分の薬でさえ、市販薬としては売れない=病院でもらおうとする……というから不思議です。 …
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セルフメディケーションが機能するには定期健診が欠かせず
近年、推奨されているセルフメディケーションですが、あくまで「セルフ」です。一般の方にしてみれば、ただ「薬を上手に選んで使ってください」と言われても、実践するのはなかなか難しいでしょう。 そこ…
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「スイッチOTC」安全性を重視して短期で使用する薬が多い
薬局で買うことができる市販薬=OTC医薬品の市場はメーカー出荷額ベースで8000億円を超える規模があり、そのうち約6800億円が一般用医薬品、約1500億円が指定医薬部外品という内訳になっています。…
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種類・メーカー・医療用…漢方薬の“複雑な違い”を知る
情報通信技術(ICT)が著しく進む昨今、お薬手帳も電子化が進みつつあります。電子媒体に慣れた方であれば、OTC医薬品(市販薬)を含めた薬の管理がしやすい時代になってくるでしょう。また、ICTに人工知…
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使用日や使用感を記入 お薬手帳は“薬に関する日記”とする
薬局で買うことができる市販薬=OTC医薬品の中には、検査、手術、歯科治療前に休薬が必要な薬があるため、治療前に医師に情報提供をしておく必要があります。また、商品名が似ていても成分が異なる場合があるの…
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市販薬でも「お薬手帳」に記載を 医療ミス防ぎ患者を守る
OTC医薬品やスイッチOTC医薬品の中でも身近な「解熱鎮痛薬」には、「商品名が同じでも成分が異なる」ことがあります。これは薬を選ぶ患者さんだけでなく、医療者側も困惑させます。OTC医薬品を飲んでいる…