正解のリハビリ、最善の介護
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よくある介護の悩み(6)近ごろ食事をとらなくなってきました…どうすればいいでしょうか?
自宅で介護されているご家族から、食事をとらなくなってしまって心配だという声もよく寄せられます。食べることに関しては、治療やリハビリによって回復するケースと、回復しないケースがあるので、まずは原因を正…
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よくある介護の悩み(5)認知症の親がお風呂に入らなくなった…どうすればいい?
私の絶対に欠かせない健康法は、朝風呂に入ることです。寝覚めをさわやかな覚醒状態にすることと、体をさっぱりと気持ちよくして清潔になるためです。 前回、排泄トラブルを取り上げた際にもお話ししたよ…
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よくある介護の悩み(4)ひとりでトイレに行けなくなってしまった…改善できるのか
トイレ=排泄に関する相談も多く寄せられます。自分で排泄の管理ができなくなると、汚染が進んで清潔を保てなくなり感染症などのリスクがアップします。何より「人間の尊厳」に関わってきますので、介護する家族に…
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よくある介護の悩み(3)年をとって歩けなくなった…また自力で歩けるようになるでしょうか?
また元気にひとりで歩きたい。子供たちに迷惑をかけないで、ひとり暮らしをしたい……そう希望されて相談に来られる高齢の患者さんがたくさんいらっしゃいます。 脳卒中などの脳の病気による後遺症、膝や…
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よくある介護の悩み(2)100歳近くてもリハビリで回復できるのでしょうか?
われわれの回復期リハビリ病院や介護老人保健施設(老健)には、病気やケガの治療後、あるいは超高齢で虚弱や認知症になった100歳近い患者さんがたくさん来院されます。そこで、このような質問を受ける機会もよ…
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よくある介護の悩み(1)夜眠れずに昼夜逆転…どうすればいい?
今回から、認知症の方を介護されているご家族からよく相談されるケースについてお答えしていきます。まず、多く寄せられるのは「昼間は横になっていて、夜は眠らずに動き出すので困っている」という悩みです。通常…
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高齢でも「居場所」と「役割」を見つけるためにはどうすればいいのか
人生100年時代を迎え、定年後の高齢者が幸せに暮らすためには「生きがい」「居場所」「役割」が重要だと前回お話ししました。今回は引き続き「居場所」について取り上げます。 高齢社会白書によると、…
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高齢者が幸せに暮らすために「生きがい」が大切なのはなぜか
「定年後は何をして暮らせばいいのかわかりません。今は目の前の仕事をするだけです」 あと数年で定年を迎えるAさんはこう言います。一方、同じく定年を控えたBさんは、「できれば働きたくありません。早…
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必要なタンパク質とカロリー量を知ることが大切なのはなぜ?
高齢者の食事と栄養の基本として、第3に大切なことは「1日に必要なタンパク質量を知ること」です。自分に必要なタンパク質量は、前回お話しした自分の適切な体重(身長-95~110キロ)の1.2~1.5倍で…
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高齢者が健康を保つ「栄養」と「食事」で大切な基本はなにか
「今後の健康を保つためにはどんな食事がいいのでしょうか?」 ある60代の方からこんな質問がありました。また、80代の方々からも「80歳を越えましたが、どんな食事をとれば健康を維持できるのでしょ…
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地域が整備すべき「アドバンスケアプランニング」とはなにか
人は、もしもの時まで、もしものことは考えません。ある自治体の在宅医療連携会議に出席した際、愕然としました。課長さんが「アドバンスケアプランニングのために、救急体制と看取り体制を整えるのが、私たちの自…
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「酒向メソッド」でさまざまな病気を予防できるのはなぜか
「介護の仕事を長くしてますが、病気のことがわからなくて、いつももっとよくなるんじゃないかと悩んでます」 ある介護士さんはこう言います。また、在宅医療の先生は「薬は出してるけど、介護に何が大切な…
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関節可動域が認知機能を維持するために重要なのはなぜか
「50歳頃から体が硬くなってきて、電車に乗っているときなどバランスが悪くなってきました。どうなってしまうのでしょうか?」 50歳以降、われわれの体は確実に衰えていきます。しかし、せっかくの人生…
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睡眠中の脳の働きが「ひらめき」を生むのはなぜか?
「親の認知症が進んだようで、夜、寝なくて困ります。昼はいつもうとうとしていて……。どうしたらいいのでしょうか」 ご家族からよく寄せられる質問です。 良質な睡眠はとても大切です。睡眠リズ…
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加齢性骨変化の予防が認知症予防になるのはどうしてか?
認知症を予防するには骨の加齢性変化にもしっかり対策することが大切で、50歳以降は関節可動域を保つストレッチ運動と筋肉トレーニングを継続する「酒向メソッド」が有効です。 加齢性の骨変化で代表的…
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認知症予防に骨の健康を維持する酒向メソッドが必要なのはなぜか
「最近、体が硬くなって、動きにくいの。背中が曲がってて、背が縮んじゃったの」 「腰を圧迫骨折した母が寝たきりになって、認知症になってしまって……。どうしたらいいでしょうか」 「母が膝と股関…
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幻視、幻覚、被害妄想があった母を遠距離からどう支援したのか
「ま~くん、おるんよ」 枕元に、母が座っていました。え、と思って時刻を確認すると午前3時でした。母が1人で暮らしている実家に帰省した時の出来事です。 「何がおるん?」と返事をすると、「あ…
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その患者さんにとって競馬が脳機能リハビリに有効なのはなぜか
「先生、今週もとりましたよ。新馬戦は難しいけど、古馬は予想しやすいです。毎週の予想がホントに楽しいです。しかし、先生の予想もよく当たりますね」 毎朝の全員回診の時、患者さんからうれしそうな声で…
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認知機能が低下すると、どうしてゴミ屋敷になってしまうのか
「足の踏み場もありませんでした。どうやって暮らしていたのかわかりません……。ゴミがあふれて汚れや臭いもあり、部屋に入るためにモノを動かすのも大変でした。患者さんは本当に自宅へ帰れるのでしょうか?」 …
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「ホスピタリティー」が回復に欠かせないのはなぜか
「先生、入院中は毎朝若い看護師さんが手を握りに来てくれるんだよ。そりゃうれしいし、元気になるよ」 いまは回復して復職された83歳の患者さんが笑顔で口にされていました。毎朝、血圧と脈拍、不整脈の…