年をとって歩けなくなった…また自力で歩けるようになるでしょうか?
また元気にひとりで歩きたい。子供たちに迷惑をかけないで、ひとり暮らしをしたい……そう希望されて相談に来られる高齢の患者さんがたくさんいらっしゃいます。
脳卒中などの脳の病気による後遺症、膝や股関節の障害、骨折、手術後の廃用症候群、加齢によるフレイルやサルコペニアで虚弱、認知症の末期……歩けなくなって寝たきりになってしまった原因はさまざまです。まずはその原因をきちんと把握するため、当院ではすべての患者さんに対して画像検査を行います。相談に来られた当日に1時間近くかけて必ず私が診断しますので、すべて予約制です。
まずは脳のCT検査を行い、その後は胸部と腹部のレントゲン検査、症状によって膝・股関節、頚・胸・腰椎のレントゲン検査、骨密度検査、さらに心電図と血液検査を実施します。
それらの検査で、もし脳に問題があればMRI検査で詳細に脳組織と脳と頚部の血管の状態を確認して、どのような治療が必要なのかを判断します。また、骨の変形がひどくて痛みや症状があるようなら、こちらもMRI検査を行って脊椎が壊れていないか、脊髄への圧迫がどの程度かを把握します。必要時は、信頼できる病院へ手術を依頼して症状を改善していただきます。