「猫のハローワーク2」新美敬子著

公開日: 更新日:

「看板猫」のように、飼い主のお仕事の「お手伝い」に励む猫たちを紹介する面白フォトエッセーシリーズ第2弾。

 キューバ・トリニダーの約300年前の貴族の屋敷の使用人部屋で暮らす3歳のミコ(♂)のお仕事は「アンテナ調整係」。

 キューバの一般家庭にはデジタル通信はあまり普及しておらず、家族がテレビを見る時にテレビの上に乗っているアンテナをミコがスリスリすると映り具合がよくなるらしい。

 ほかにも服飾デザイナーを夢見て「お針子」修業に励むベトナム・ホイアンの7カ月のサビ猫ナカー(♀)や、神田川沿いの創業140年の老舗染織工房で江戸小紋を担当する11歳のミイ(♂)など。さまざまな仕事に従事する(したつもりになっている)猫100余匹が登場。

(講談社 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭