藤圭子「女のブルース」を歌い継ぐ一条聖矢「訃報は録音翌日」

公開日: 更新日:

 高校は芸能人が多いことで知られる明大中野高校。同級生にはシブがき隊の布川敏和や振付師のパパイヤ鈴木などがいたという。在学中、堤大二郎の事務所に入り、歌とダンスのレッスンに励んだ。ところが、なかなか芽が出ず、いったんは芸能界を諦めた。その後は、昼は建設業、夜はホストクラブという生活を続けていた。

 そんな時、椿山荘の前で建設作業中、目に飛び込んできたのが「にしきのあきら(現・錦野旦)ディナーショー」の看板。チケットを買って見に入り、衝撃を受けた。

「師匠(錦野)のあまりのカッコ良さに<俺ももう一度、芸能界で勝負したい>と思ったのです。翌日から師匠の事務所通い。もちろん、本人に会えるはずもなく、社員の方に<事務所に入れてください>と言っても全然取り合ってもらえません。それでもめげずに半年ぐらい事務所の前に立っていたら、<じゃあ、会わせてあげるよ>と言ってくれて、師匠に会うことができました」

 緊張の一瞬。ガチガチで何もしゃべれなかったが、錦野の方から「本気でやる気があるのか」と声をかけてくれて、「ハイッ」と言うのが精いっぱい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動